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おすすめのV2Hメーカーは?人気売れ筋商品や選び方を解説

2022.07.08 お役立ちコラム

ガソリン代の高騰で注目が集まる電気自動車ですが、電気を充放電できるV2H充放電施設を導入することでより経済的に利用することができます。しかし、V2Hをどのメーカーが開発しているのか、どのような商品を選ぶといいのか、わからないことも多いものです。

そこで今回のコラムでは、V2Hメーカを3つ紹介し、人気商品や選び方を解説します。

V2Hを導入することで電気自動車が家庭用蓄電池の役割も持つ

電気自動車(EV)の動力は電気ですが、住宅や施設などに設置されている充電スタンドで充電するのが一般的です。しかしV2Hは、電気自動車から住宅に電気を送ることもできる装置です。つまりV2Hを導入すると、電気自動車のバッテリーに貯めた電気を家で使うことができるようになるのです。これがV2H(Vehicle to Home、「クルマから家へ」)という名称の意味なのです。

これまで電気を蓄電池に貯めるには、蓄電池を別途購入する必要がありましたが、V2Hを導入することによって蓄電池がなくても電気を貯めるようになります。つまり電気自動車は移動手段と、家庭用蓄電池という2つの役割を持つようになるのです。

電気自動車を家庭用蓄電池として用いることができるため、停電が起きた際の電源として使ったり、安い時間帯の電気を貯められるなどのメリットがあります。

代表的なメーカーのうちトップシェアを誇るのがニチコン

V2H充放電施設は2012年に初めて市場に登場した装置です。開発・製造・販売しているメーカーは家庭用蓄電池開発メーカーよりも少なく、代表的なのは下記の3社です。

・ニチコン
・デンソー
・東光高岳

この3社について、売れ筋の商品を含めて詳しく紹介していきましょう。

●ニチコン株式会社


家庭用蓄電池のトップメーカーでもあるニチコンは、2012年にV2Hシステムを世界で初めて開発したメーカーとしても知られています。2020年のメーカー別出荷台数シェアは約70%(蓄電池専門誌「RE:CHARGE(2021年冬No.8)」調べ)と圧倒的な1位となっています。その主力機種の名称は「EVパワーステーション」です。

現在、取り扱っている機種はスタンダードモデルが2種類、プレミアムモデルが1種類の合計3種類です。2種類あるスタンダードモデルの違いは、ケーブルの長さです。

スタンダードモデルとプレミアムモデルの機能の違いは、倍速充電に対応していることで、プレミアムモデルであれば200V充電スタンドの約2倍のスピードで充電することができます。保証期間はスタンダードモデルが2年間、プレミアムモデルが5年間となっています。

またプレミアムモデルは、スマートフォンによる操作が可能なのも特徴です。電気自動車の充放電の時間設定のほか、稼働状態の確認もできます。さらに停電時のバックアップ機能があるため、停電時でも住宅内の家電製品を普段と変わらずに使用することができます。

●株式会社デンソー

自動車部品の開発メーカーとして知名度の高いデンソーは、高い技術力を活かしてV2Hを開発・製造しています。商品名は「V2H-充放電器」で、1種類の製品を販売しています。2020年の出荷台数別シェアでは約5%となっています。

技術力の高さから性能は高く、倍速充電も可能です。一般的な200V充電スタンドと比べて、2倍の速さで充電することができます。停電時には太陽光発電システムと連携することができ、通常時と変わらずに電気を使うことができるのもメリットです。

また大きな特徴が、デンソー製HEMSとの連携ができることです。特に注目したいのが、天気予報や過去の発電量から充放電を自動でコントロールすることです。例えば、翌日の天気予報が雨の場合は発電量が少ないことを予想し、夜間帯の購入電気で充電するようにします。このように最適な電気量をコントロールして稼働するため、より経済的に使用することができるのです。

●株式会社東光高岳

東光高岳は変圧器や配電機器など電力流通に関わる機器を製造しているメーカーで、V2Hは「Smaneco V2H」と呼ばれる機種を開発・製造しています。販売しているのはこの1種類のみです。

上記の2社との違いは、非連系方式を採用している点です。そのため電力会社からの給電が止まっても、高速でV2H機器に切り替わります。つまり停電している時間が短く済むということです。また給電能力は3kWと大きくありませんが、起動時の瞬間的な過負荷には対応しています。

V2Hを選ぶ際のポイントは価格と機能。補助金適用かどうかも

これまで見てきたようにV2Hはメーカーによって、また機種によって様々な違いがあります。そのため機種を選ぶ際には慎重に行うようにしましょう。ここでは価格面と機能面に分けて考えていきます。

・価格

V2Hはコストに幅がありますので、注意深く検討するようにしましょう。例えば、ニチコンの最安値モデルであれば40万円台からあり、デンソーのモデルは100万円を超えます。そのため機能と価格を比較しながら、選ぶことが重要です。

また補助金が利用できるかどうかも検討材料となります。一般社団法人次世代自動車振興センターが窓口となっているCEV補助金では、対象機器が限られています。今回紹介したメーカーの機種は補助金対象になっていますが、補助額はそれぞれで異なりますので、この点も確認しましょう。詳細は一般社団法人次世代自動車振興センターのサイト(http://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R4/R4_v2h_meigaragotojougen.pdf)に記載されています。

・機能

付属している機能は、生活スタイルと大きく関わりますので、ご自身で確認することが必要です。例えばニチコンのプレミアムモデルのように、スマホによる操作ができる機能を搭載している機種は限定されています。また電気自動車への充電スピードにこだわる場合は、倍速充電に対応している機種を選ぶようにしましょう。このように自身にとって必要な機能を優先して選ぶことが大切です。

メーカーによって機能や価格が異なるため適切な判断が必要


V2Hを導入することは電気自動車の役割を拡大し、電気をさらに効率よく使えるようになるなど、生活スタイルにも大きな影響を与えます。V2Hはそれほど多くのメーカーが製造していませんが、メーカーによって価格や機能が異なりますので、予算や希望する機能などを判断して選ぶようにしましょう。

弊社でもV2Hに関する相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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