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太陽光発電システムの発電量減少の原因3つ!発電量減少を予防する方法とは

2020.12.08 お役立ちコラム


太陽光発電システムは、「メンテナンスせずに長期間使用できる機械」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。太陽光発電システムそのものは10年以上使用できることが一般的ですが、発電量を一定に保てるかどうかについてはメーカーごとに違いがあります。

長時間、一定の発電量を保つためにはメンテナンスが必要です。また、太陽光発電システムの発電量が減少するのには様々な原因があります。
そこで、太陽光発電システムの発電量が減少する原因と、発電量減少を予防する方法についてチェックしていきましょう。

太陽光発電システムの平均発電量とは

太陽光発電システムでは電力はkw、電力量はkwhで表示されます。電力容量はkwで表示され、数字が大きければ大きいほど多くの電力を得られるシステムです。

また、家庭用太陽光発電システムを導入する際、どの程度の発電量を得られるのか気になる方も多いでしょう。発電量は地域や天気ごとに違いがありますが、1日の平均発電量は1kwで2.5kwh~3.8kwhです。

しかし、太陽光発電システムは太陽が出ている時間や光の量によって左右されるため、月ごとに出力が異なります。太陽光発電システムを導入した後に電力量減少のトラブルが起こった場合には、季節が原因なのか、故障が原因なのかを判断する必要があるでしょう。

太陽光発電システムの電力量減少の原因とは

太陽光発電システムは、様々な原因で発電量減少を招く場合があります。そこで、太陽光発電システムの発電量減少の主な原因をチェックしておきましょう。

①パネルの経年劣化

太陽光発電システムは非常に繊細な機械であり、長期間使用していると劣化することが一般的です。パネルがどの程度劣化するのかはメーカーの機械ごとに違いがあり、年間0.5%以下のものや1%以上のものが存在します。

さらに、パネルの素材ごとに経年劣化のスピードに違いがあることが特徴です。劣化率が低い太陽光パネルであっても、15年程度経過すると大幅に発電量減少のトラブルが起こる場合があります。

日本は、夏は猛暑、冬は大雪、梅雨の時期には大雨など天気が大きく変化するため、天候に対応するのは困難であり、経年劣化は避けられないといえるでしょう。

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②高温で発電量が減少する

太陽光発電システムは、高温になると発電効率が下がる傾向にあります。特に、日が当たっている時間が長いうえに高温になる夏の時期は、発電量減少といったトラブルが起こる場合があるでしょう。
パネルごとに違いがありますが、シリコンを使用した半導体は高温に弱い傾向にあります。そのため、春の発電量と比較して夏の発電量減少となったことが起こるのです。

発電効率については気温が25度以上になると、1度上昇ごとに0.5%発電量が減少します。気温が30度以上の日にはパネルの温度が80度程度まで上昇するため、夏の時期には発電量が30%程度減少する場合があるのです。高温による発電量減少を防ぐためには、高温に耐えられるパネルや、パネルの温度が上昇した際に冷却するシステムを導入すると良いでしょう。

③電力の上昇が抑えられている

電力の上昇が抑えられると、大幅に発電量が減少します。原因は、太陽光パネルで通常通り発電している場合でも、パワーコンディショナーで発電が抑えられているためです。
電圧上昇が抑えられると、モニターに電圧上昇を抑えていることが表示される、もしくはパワーコンディショナーのランプが点滅するため、すぐに確認できます。

太陽光発電システムの発電量減少を予防するポイント

太陽光発電のシステム発電量減少の原因を確認し、問題を原因を解消できた後は、発電効率を安定させることが重要です。そこで、太陽光発電システムで効率的に発電するためのポイントを紹介します。

発電量をチェックする

太陽光発電システムの発電量を維持するためには、発電量をしっかり確認することが重要です。太陽光パネルの平均発電量を確認したら、毎日の発電量をチェックしましょう。

大幅に発電量減少といったトラブルが起こった場合や、その他のトラブルが起こった場合にもすぐに気付いて対処できます。

メンテナンスをする

太陽光発電システムは、定期的なメンテナンスで発電量減少を予防することが可能です。シリコン部分については経年劣化しにくいため20年程度に使用できるとされていますが、他のパーツについては経年劣化し、20年も使用できないことが一般的です。

例えば、太陽光パネルを設置している台やパワーコンディショナーなどが劣化することで、発電量減少を招く場合があります。そのため、メンテナンスをせずに使用していると経年劣化するパーツが原因で不具合を起こし、発電量減少につながります。

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太陽光発電システムの発電量減少は早期発見がカギ

太陽光発電システムを設置した後、10年間は無料の交換や修理といったアフターサービスを受けることが一般的です。不具合が起こっている場合には、早期発見と早期対処が重要であり、不具合に気付かず使用し続けている期間が長ければ長いほど発電量も大きく減少します。そのため、定期的にメンテナンスや発電量のチェックを行いましょう。

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