NEWS新着情報

COLUMN
お役立ちコラム

こんな訪問販売の手口にはご注意を!【定期点検付き】は危険です。

2022.10.21 お役立ちコラム

こんな訪問販売の手口にはご注意を!【定期点検付き】は危険です。
新型コロナウィルスの影響でおウチ時間が長くなる中、訪問販売によるトラブルも増えているようです。国民生活センターに寄せられたリフォーム工事の訪問販売に関する相談件数は、2020年から2021年にかけて1,000件も増えています。

このような訪問販売によるトラブルに遭わないためにも、どのような手口で行われているのか、正しく把握しておきましょう。

訪問販売による相談件数は増えている

独立行政法人国民生活センターの発表によると、リフォーム工事と点検商法による相談件数は下記のように推移しています。

●訪問販売によるリフォーム工事
2019年度…8,007件
2020年度…8,784件
2021年度…9,734件
●点検商法
2019年度…5,760件
2020年度…7,023件
2021年度…7,421件

どちらも年々増加していますが、リフォーム工事に関する訪問販売に関わる相談件数は2020年度から2021年度にかけて1,000件弱増えていることがわかります。相談内容としては、下記のような事例が報告されています、

「隣家で作業をしているという業者が来訪し、屋根修理の契約をした。後日、壁の補修も必要だと言われ追加で契約したが、解約したい。」
「住んでいるマンションで工事を行うという業者が来訪し、『大型連休で今なら安くなる』と言われ、給湯器、浴室などのリフォーム工事を契約したが、クーリング・オフしたい」
「排水管洗浄をしてもらったが、作業終了後に業者から『排水管が古く、今回の高圧洗浄で水漏れが起きる危険性がある。床下点検をしたい』と言われた。応じなければならないか」
(※独立行政法人国民生活センターより引用)

訪問販売がトラブルにつながる一番の理由は、契約の即決を求めてくるからです。そのため営業マンは下記のような言葉をよく使います。

・今日だけ特別価格です
・夏休み前なのでこの価格です
・モニターキャンペーン中であと一組です

このような言葉を並べられると、契約に心が傾いてしまいますが、そこが悪質な業者の狙い目です。トラブルに遭わないためにも、具体的な手口を知っておきましょう。

訪問販売の悪質な手口

悪質な訪問販売が増える原因は、消費者の知識が乏しいからです。太陽光発電や蓄電池に関しても便利で需要が高まっているにも関わらず、詳しい情報を持っていないことが多いため、訪問販売業者につけ込まれてしまうのです。

蓄電池に関する具体的な訪問販売の手口としては、太陽光発電設備を設置しているケースと、設置していないケースで分かれますので、別々に見てみましょう。

太陽光発電設備を導入しているケース

●太陽光パネルの無料点検で訪問
点検商法と言われる手口ですが、屋根の上に設置されている太陽光パネルを無料で点検すると訪問して、蓄電池を購入させたり、太陽光パネルの修理を契約させたりします。

●無料キャンペーン中として訪問
蓄電池を設置する際の工事を無料で行うキャンペーンをしているとして、蓄電池などを購入させる手口です。不要な付帯設備などの契約を求めるケースもあります。

●リフォームを勝手に追加
蓄電池を設置する契約を結んだ際に、リフォームが必要になるとして契約を迫る手口です。設置工事とは関係のない場所のリフォームが含まれていることもあり、多額の費用を請求されるケースがあります。

太陽光発電設備を設置していないケース

●電気料金が安くなるとして難しく説明
現在は電気料金が高騰しており、日々の生活が圧迫されていますが、この状況を背景に増えているのが「電気料金が安くなる」として行われる太陽光発電や蓄電池の訪問販売です。数字などを提示して安くなることを説明しますが、実際にはその通りに行かないケースもあります。また初期費用を支払うことになるため、投資資金を回収するまでに数年単位の期間が必要になる説明をしないこともあります。

●無料定期点検付きとして契約
太陽光発電や蓄電池を長期間にわたって使用するにはメンテナンスが欠かせません。そのメンテナンス費用を無料にして、太陽光発電や蓄電池を購入させる手口です。これも不要な付帯設備などを追加で購入させるケースがあります。また実際には、指定期日にメンテナンスを行わなかったり、適切ではない方法でメンテナンスが行われているケースもあります。

悪質な業者を見極める方法

典型的な悪質業者を見極めるには、営業マンの態度や言動などをしっかり確認することです。下記を参考にしてください。

・訪問の目的を告げない
・ついでに立ち寄った感を出す
・親しみやすさを出している
・名刺を渡さない
・メリットばかりを並べる
・限定感を出している
・即決を迫ってくる、など

訪問販売は、営業マンとの接触機会が多かったり、接触時間が長いほど、うまい話に乗せられてしまう傾向があります。「信用できない」と思ったら、すぐに断るなど接触機会をできるだけ減らすことで、被害に遭わないようにしましょう。

メリットこそ信用しすぎずに冷静に話を聞くことでトラブルを回避

独立行政法人国民生活センターの資料により、訪問販売によるトラブルは年々増えていることがわかります。しかし、そもそも良質な業者は信頼を寄せられており、訪問販売を行わなくても設置依頼が舞い込むものです。

訪問販売ではメリットばかりを強調しますが、信用しすぎずに冷静に話を聞くことでトラブルを回避することができます。今回のコラムでは訪問販売によるトラブルになりやすい手口を紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

関連記事
蓄電池の悪質な飛び込み営業に要注意!2つの手口を紹介
太陽光の悪徳業者の見分け方。訪問販売は要注意!!
蓄電池の悪徳業者の見分け方。訪問販売は要注意!!

最新記事