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太陽光発電システムを扱う業者のなかには、悪徳訪問販売業者も存在します。太陽光の導入を検討している場合でも、訪問販売業者から購入しないように注意が必要です。
そこで、太陽光の悪質業者の特徴や見分け方、トラブルを避けるための対処方法を紹介します。

太陽光の悪質業者の見分け方

太陽光の悪質な訪問販売業者にはいくつかの特徴があります。そこで、太陽光の悪質業者を見分けるポイントをチェックしていきましょう。

名刺や資料を持ち帰る

太陽光の訪問販売業者が来た際に、名刺や資料、見積もりなどを購入者に渡さず、持ち帰る場合には注意しましょう。
本来であれば様々な資料を手渡し、購入者に十分に検討してもらうことが一般的です。持ち帰るということは、証拠を残したくない可能性があります。

メリットだけを説明する

太陽光は省エネや災害対策とになるといったメリットがあるものの、発電量が安定しなかったり売電価格が下がっていたりといったデメリットもあります。訪問販売業者が太陽光のメリットだけを説明してきた場合には、悪質な業者か、知識が乏しい業者のため注意が必要です。

太陽光の悪質業者の謳い文句3つ

太陽光の悪質業者が、勧誘時に使うワード、謳い文句を4つ紹介します。以下のフレーズを言われた際には、悪質業者だと疑いましょう。

謳い文句①「割引キャンペーン」

訪問販売は人件費がかかるため、太陽光を相場よりも安い価格で販売することはありません。そのため、安さをアピールする場合には十分に注意が必要です。
また、「モニター価格にします」「施工費用が無料です」と言われた場合にも、実際には相場よりも高いことが多いため注意しましょう。

謳い文句②「点検不要なので楽」

太陽光の悪質業者のなかには、太陽光発電システムは「点検やメンテナンス不要なため楽だ」とアピールするケースがあります。
しかし、2017年4月1日に、太陽光発電システムのメンテナンスが義務化されました。そのため、メンテナンスをしない場合には売電できず、太陽光そのものの運用を停止しなければならないため、点検やメンテナンスを必要ないと謳う場合には悪質業者だと判断できます。

謳い文句③「太陽光設置すると儲かる」

太陽光は、固定価格買取制度によって売電収入を得られましたが、制度終了に伴い売電価格は低下しています。そのため、売電収入で儲けるということは難しいでしょう。売電収入で「大金を稼げる・儲かる」と謳う業者は、悪質な訪問販売業者だと判断できます。

太陽光の悪質業者とのトラブル回避方法

訪問販売業者とトラブルにならないために、あらかじめ押さえておきたい項目を紹介します。

すぐに契約をしない

太陽光の悪質業者は、「すぐ契約すれば特別価格で購入できる」などと言い、その場で契約を迫ります。契約を迫る理由は、他の業者と価格を比較させないようにするためです。
どの程度お得なのかどうか、太陽光に関する知識がない場合は確かめられません。実際には、訪問販売業者は適正価格の倍近い価格だったというケースもあります。
そのため、訪問販売業者から契約を急かされてもその場で契約せず、他の業者に見積もりを依頼して価格を確認する必要があります。

メンテナンスやアフターサービスについて質問する

太陽光を扱うメーカーでは、基本的に10年の保証が付いていますが、販売業者独自のアフターフォローやメンテナンスがあるのかどうかもチェックしましょう。設置後にどのような保障をしてくれるのか、アフターフォローをしてくれるのか確認します。
「トラブルが起こった場合はメーカーが対応してくれる」と回答する業者には注意が必要です。具体的に「何年後に発電状況をチェックする」など、アフターフォローやメンテナンスの頻度についてもしっかりと質問しましょう。

見積書や資料を置いて行ってもらう

見積書は契約するかどうかを検討するためのものであり、資料は自分の会社が扱う商品をアピールするための大切な材料です。見積書や資料を持ち帰ろうとする場合、内容に問題があり証拠を残したくない可能性があります。
また、見積書を置いていかない場合、そもそも検討する時間を与えず、その場で契約させることが目的だったのだと判断できるのです。
そのため、「資料と見積もりは置いていってください。検討します」と伝えてみましょう。置いていくように伝えても断固として持ち帰ろうとする場合、太陽光の悪徳訪問販売業者だといえます。

契約した後でもクーリングオフできる

悪徳訪問販売業者ではないかと疑っていても、脅されたり断れなかったりという理由で契約してしまうケースもあります。
訪問販売業者とやむを得ず契約した場合は、8日以内にクーリングオフを申請すれば契約解除することが可能です。

太陽光はネットで見積もりを依頼して十分に検討しよう

太陽光は高額な買い物ですが、災害時に役立ったりエコな暮らしができたりといったメリットがあります。太陽光は長期間使用するため、安心して依頼できる販売設置業者に依頼をすることが大切です。
訪問販売業者が訪ねてきた際に即契約せず、ネットで見積もりを依頼して、時間をかけて検討しましょう。