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2022年蓄電池を買うタイミングは?

2022.06.21 お役立ちコラム

蓄電池

物価高が社会問題になっていますが、電気料金が高くなっていることもご存知でしょう。一部の地域では、1年間で1,700円も上がっています。

そこで注目を集めているのが蓄電池です。電気代が高騰しているこの時期になぜ蓄電池が注目されるのか紹介し、いつ買うべきなのか解説していきます。

電気代は値上がりを続け、去年よりも1,700円も高くなっている

新型コロナウィルス感染症の拡大傾向が縮小する中、円安やウクライナ情勢などを要因に物価が上昇しています。同時に電気料金も値上がりし続けていますが、そこで注目されているのが蓄電池です。では蓄電池を導入するタイミングはいつがいいのでしょうか。結論から先に言うと、それは「今」です。できるだけ早いうちに蓄電池を導入する方が経済的にも有利なのです。高騰する電気料金を少しでも安くすることができるからです。

NHKが3月30日に発表したニュースによると、大手電力会社10社の今年5月分の電気料金はすべて値上がりしています。しかも比較できる過去5年間で、最も高い水準になっているとのことです。そのうち東京電力では、使用量が平均的な家庭の電気料金は146円上がって8,505円となっています。

電気料金の推移を見ると、昨年5月は6,822円だったため、この1年間で約1,700円も値上がりしています(数値はニュース発表当時)。

このように電気料金が上昇する傾向は今後も続くと見られており、円安によってさらに影響が大きくなることも懸念されています。そのため早めに蓄電池を導入することで、電気料金の高騰を回避できる可能性があるのです。

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電気料金を下げるには蓄電池を用いて安い時間帯の電気を使用する

値上がりを続けている電気料金ですが、その対策を考えるためにも電気料金の構成を確認しておきましょう。電気料金は、下記の4つの項目で構成されています。

・基本料金…契約した時点で必要になる料金です。契約アンペアによって基本料金が決められており、電気を使用しなくても発生します。

・従量料金…使用した電気の量に応じて発生する料金です。使えば使うほど料金は高くなります。

・燃料調整費…日本のエネルギー資源は海外からの輸入で大部分をまかなっているため、価格の変動があります。その変動を、燃料調整費として徴収することで調整しています。

・再生可能エネルギー発電促進賦課金…再生可能エネルギーは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」に基いて電力会社が買い取りますが、その際の費用を負担する料金です。単価は全国一律となっており、毎年5月に変動しています。

電気料金はこのような仕組みになっており、基本料金、燃料調整費、再生可能エネルギー発電促進賦課金は電力会社(および政府)が決めるため、消費者がどのようにしても下げることはできません。つまり唯一、できるのが従量料金を減らすことなのです。

従量料金を減らすには、電力の使用量を減らすことです。その代表的な方法を、下記に挙げました。

・待機電力を減らす
待機電力とは、家電製品が待機中に消費する電気のことで、年間消費電力の約6%を占めると言われています。コンセントを差したままにしていると電気が流れるため、使用していない家電製品のコンセントをこまめに抜くことで待機電力を減らすことができます。待機電力が多い家電製品は、テレビやブルーレイプレイヤー、給湯器、電話機、炊飯器などと言われます。

・料金が高い時間帯の使用を減らす
電気の使用量を減らさずに、料金だけ下げる方法があります。それが昼間と夜間の電気単価が変わる「時間帯別電灯制」を活用する方法です。時間帯別電灯制は、電力需要が集中するのを回避するために設けられた仕組みで、一般的には昼間の方が電気料金は高く、夜間の方が電気料金が安くなっています。

このプランを契約し、夜間の使用を増やすことで、電気料金を減らすことができるのです。その際に最も有効に利用できるのが蓄電池です。そのため蓄電池を購入すれば、電気料金の高騰を回避することができるのです。

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電気料金が高騰しても蓄電池を導入することで安くなる可能性がある

前述したように、電気料金の安い時間帯を中心に電気を使用すると、電気の使用量は減らさずに電気料金を減らすことができます。しかし時間帯別電灯制の場合、昼間は午前7時〜午後11時、夜間は午後11時〜翌午前7時を指すことが一般的です。つまり生活スタイルを昼夜逆転させる必要があるのです。

しかし電気料金を安くするために生活スタイルを変えることができる方は多くありません。そこで導入したいのが蓄電池です。蓄電池には、単機能型蓄電池とハイブリッド型蓄電池、最近はトライブリッド型蓄電池という主に3つのタイプがあります。蓄電池は、太陽光パネルと組み合わせて使うものと認識している方がほとんどですが、単機能型蓄電池は太陽光発電と組み合わせることなく、電力会社からの電力を蓄電池にためて使用できるタイプです。ですから、夜間の安い電気を単機能型蓄電池に溜めておいて、昼間に使用することもできるのです。

電気料金は今後も高くなっていくことが予想されています。できるだけ早く蓄電池を導入することができれば、電気料金が高騰しても、割安感を感じながら日々の生活を過ごすことができます。補助金を活用できるケースもありますので、蓄電池の販売店や相談窓口に相談してください。

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