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テスラパワーウォールの設置費用は?パワーウォールを選んだ際の注意点

2021.07.27 お役立ちコラム


家庭用蓄電池を導入している家庭が増加傾向にあるなかで、アメリカのステラが発表した蓄電池パワーウォールが注目を集めました。そこで、パワーウォールの設置費用やパワーウォールを選ぶ際の注意点について紹介します。

アメリカの自動車会社テスラとは

テスラは、家庭用蓄電池パワーウォールを製造するアメリカの企業です。テスラモーターズと呼ばれ、EV車の製造をメインに行なっていました。
パワーウォールは、EV車製造のノウハウを活かして開発された家庭用蓄電池であり、日本でも2020年の春に販売が開始され注目を集めました。
パワーウォールは全世界で発売されており、好評価を得ています。アメリカの他、ニュージーランド、オーストラリア、イタリアやドイツで設置する家庭が増えており、海外で特に人気を集めている製品です。

テスラパワーウォールの設置費用は?

テスラパワーウォールを設置する際には本体がおよそ99万円、設置費用は50から70万円かかるとされています。つまり、およそ160万円が必要であり、10年間のローンを利用した場合、毎月の返済額はおよそ1万円です。
太陽光発電システムを併用している場合、電気を売電する価格も合わせて1万円以上の節約効果を得られる家庭であれば、テスラのパワーウォールを設置するメリットがあるといえるでしょう。

蓄電池の設置費用を抑える方法

蓄電池の設置費用は高額なため、可能な限り費用を抑えたいと考える方が多いでしょう。そこで、蓄電池の設置費用を抑える方法を紹介します。

自治体やSIIの補助金制度を利用する

蓄電池の設置費用を抑えるためには自治体や、SIIが用意している蓄電池の補助金制度を利用する方法があります。蓄電池は自治体の方が国から委託されているSIIと呼ばれる団体が交付しており、SIIについては災害が起こった際に使える家庭用蓄電池の導入を促進するための補助金があります。
導入費用が大幅に節約できるわけではありませんが、費用を抑えることにはつながるでしょう。補助金の内容によって対象となる蓄電池が異なるため、あらかじめ確認することが大切です。
また、自治体の補助金制度は、市区町村や都道府県ごとに内容が異なります。
金額や条件についても異なりますが、SIIの補助金とあわせて受け取ることが可能です。
補助金は予算額が決められているため、申込者が集まれば終了します。そのため、補助金制度をチェックし条件を満たせるのであればすぐに申し込むようにしましょう。

蓄電池を長期間使えるように工夫する

蓄電池は、10~15年ほど使用できるものが一般的です。しかし、蓄電池はスマートフォンやパソコンのバッテリーと同じように経年劣化します。また、誤った使用方法によって経年劣化が早くなり、すぐに使えなくなることもあるでしょう。
蓄電池は経年劣化し、保証期間の10~15年が経過しても使用することは可能ですが、容量は落ちます。蓄電池は高温多湿や温度が低い場所に置く場合、過充電などをすると経年劣化しやすいため、十分に注意が必要です。また、定期的にメンテナンスを実施し、蓄電池が適切な状態に保たれているかも確認する必要があります。
可能な限り長期間使用することによって、高い費用対効果を得られるでしょう。

テスラの蓄電池パワーウォールを導入する際の注意点

テスラのパワーウォールを導入する際に確認しておきたい、2つの注意点を紹介します。

JET認証品ではない

JETは、一般社団法人電気安全環境研究所と呼ばれる団体です。JETは電気を使った商品の安全性を調査しており、JET認証品の場合は電力会社と連携協議をする際にスムーズに進みますが、認証品ではないパワーウォールは個別で設置できるかどうかを確認しなければなりません。
JET認証品ではないパワーウォールは「設置できない」とされる可能性も0%ではないため注意が必要です。

ECHONETLite非対応

ECHONETLiteは、通信や制御を行える通信プロトコルです。蓄電池の補助金制度を利用するためには、ECHONETLiteに対応している蓄電池でなければなりません。つまり、テスラのパワーウォールは補助金の対象外となり、蓄電池の設置費用を抑えたい場合には大きなデメリットになります。

故障時にスムーズに対応してもらえない

テスラのパワーウォールで故障やトラブルが起こった際に販売店に問い合わせることになります。しかし、機械を交換するといった大掛かりな修理が必要になった場合に、すぐに対応してもらえない可能性が高いです。
国内で製造されている商品ではないため、機械やパーツを交換する状態となった場合に迅速に対応してもらうのは難しいといえるでしょう。

テスラのパワーウォールをおすすめできる家庭

テスラの蓄電池パワーウォールを導入する際には注意が必要ですが、しっかりと災害対策をしたい場合にはおすすめです。テスラのパワーウォールは費用が高いものの、その分容量が非常に大きく、コストパフォーマンスは良いといえます。

設置費用が気になる方はテスラのパワーウォール以外も検討しよう

テスラのパワーウォールは容量が大きいため、導入費用を気にしない方、十分な災害対策をしたい方にとってメリットが大きいです。
しかし、蓄電池は本体価格や設置価格が高い製品く、導入費用を抑えられないこと、トラブルが起こった際に対応に時間がかかる可能性があるなど、デメリットもあります。
テスラのパワーウォールに強いこだわりがないのであれば、他のメーカーの蓄電池の導入を検討しましょう。

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