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エコキュートのメリット・デメリットとは?しっかり検討して購入を考えよう

2020.01.04 お役立ちコラム


エコキュートは、経済的なメリットが大きいとして注目を集めており、給湯器を購入する際や自宅をリフォームする際に導入を検討するケースも多いのではないでしょうか。しかし、エコキュートはお得なのか、どの程度の費用で導入できるのか、タンクの中のお湯を管理するのは面倒ではないかなど、疑問や不安を抱くケースもあるでしょう。そこで、エコキュートを設置する際のメリットやデメリットのほか、注意点について詳しく解説します。

エコキュートのメリット3つをご紹介

エコキュートは、ガス給湯器と比較して「お湯が滑らかである」といった意見があり、小さな子どもや高齢者がいる家庭から注目されています。また、エコキュートの主なメリットとしては、光熱費が抑えられる環境に配慮できること、災害時にお湯を使用できることの3つが挙げられます。そこで、主な3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①ヒートポンプ原理により光熱費が安くなる

エコキュートは、ガス給湯器と比較して省エネであるため、光熱費が安くなることが特徴であり、エコキュート最大のメリットだといえるでしょう。電気量を抑えたうえでお湯を沸かせるので、電気温水器やガス給湯器と比較して省エネ効果が高いといえます。
省エネであるということから、ランニングコストを抑えられることもメリットの1つです。お湯を沸かす際の電気代は、ガス給湯器であればガス代、電気温水器であれば電気代と比較すると非常に安く、節約を重要視したい家庭に適しています。

メリット②災害などの非常時にタンクの水が使える

エコキュートは、夜間の安い電力を使ってお湯を貯湯タンクに溜めて、翌日にお湯を使うシステムです。そのため、貯湯タンクにお湯が蓄積していれば、断水時や停電時、災害時にも水やお湯を使用できます。停電が起こった場合はシャワーや蛇口からお湯を利用することが可能です。温度をコントロールできない冬は、お湯の温度が低いといった特徴があるものの、停電の際でもお湯を使用できるのは非常に安心だといえるでしょう。
断水時にはシャワーや蛇口からお湯は使えませんが、貯湯タンクから生活に必要な水を給水することは可能です。多くのメーカーでは、貯湯タンクに非常用の蛇口がついており、ホースを使ってお湯を取り出せます。
ただし、飲み水としては使えないので注意が必要です。災害時に水は非常に重要なものであり、断水時や停電時に水やお湯を使えるのは非常に大きなメリットだといえます。飲み水ではないものの、災害が起こったときのために体や顔を洗ったり歯磨きをしたりするための水を用意しておかなくても、自動で貯湯タンクに水を確保できるのは非常に便利なポイントです。

メリット③CO2削減するため環境にやさしい

エコキュートは、お湯を沸かすシステムであるヒートポンプが再生可能エネルギーであり、地球環境に優しいことが特徴です。世界的に再生可能エネルギーを普及させることが温暖化防止対策やエネルギー自給率を上げるために重要なポイントだといわれています。
エネルギー自給率を向上させるためには、国内でエネルギーを生成し、エネルギー消費量を抑えるための省エネが重要視されているのです。エコキュートは再生可能エネルギーであり、エネルギーを生成できるうえに消費量を抑えられる省エネ効果も期待できることがメリットです。

エコキュートのデメリット3つをご紹介

エコキュートを導入する場合には、メリットだけではなくてデメリットもチェックすることが大切です。 問題点や不便だと感じやすい点を確認して、メリットと合わせて確認しておきましょう。

デメリット①設備費用が高い(少人数世帯には不向き)

エコキュートは、ガス給湯器と比較し設備や構造が複雑であり、ガス給湯器よりも値段が高いことがデメリットです。使用を続けることによって節約効果を得られる商品ではあるものの、ライフスタイルによってはメリットを得られる家庭と、あまりメリットを得られない家庭に分かれます。メリットが大きい場合にはエコキュートの設置に掛かった初期費用をすぐに回収できますが、あまりメリットを得られない場合は初期費用を回収できない、もしくは時間がかかるので導入する前と変化がない状態になるでしょう。日頃お湯の使用量が多ければメリットが大きく、少人数世帯でお湯をほとんど使わない場合はメリットが小さいといえます。基本的に、ガス代のおよそ80%は給湯にかかる費用であるため、現在のガス代によって判断できるでしょう。

デメリット②水質維持のための掃除が面倒

清潔な水質を維持するためには、エコキュートのパーツを掃除する必要があります。掃除は、タンクの水を出してタンク内部の汚れを除去し、漏電遮断器のチェック、逃がし弁のチェック、排水配管の故障や水漏れのチェックなどを行わなければなりません。掃除やメンテナンス、パーツの故障チェックは半年に1度は行うことが大切であり、バスルームのアダプターについてはこまめな掃除を行う必要があります。

デメリット③家に広い場所がないと設置できない

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクを家の外に設置しなければなりません。お湯を蓄積させるための貯湯タンクは、ガス給湯器と比較して広い設置スペースを確保することが重要です。エコキュートのタンクは一般的なサイズの他にスリムタイプ、薄型タイプなど様々な商品が販売されています。それぞれのメーカーごとに狭い場所にも設置できる小さなサイズの機種もありますが、広い場所がない場合には選択できる機種が限られるでしょう。

エコキュートのメリット・デメリットをしっかり理解して購入検討しよう

エコキュートを活用するためには、本体の設置や電気料金など様々な側面から検討し、メリットとデメリットを理解することが大切です。合わせて、業者からのアドバイスを受けながら、家庭に適したエコキュート選びましょう。

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