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家庭用蓄電池の普及率は?日本で需要が増え続けている理由について

2021.08.11 お役立ちコラム


2019年の固定買取制度(Fit制度)が終了する家庭が増えており、固定買取制度が終了すると同時に蓄電池の普及率が上がっていることが特徴です。蓄電池の日本での普及率は2018年と2019年を比較するとおよそ2倍に上がっており、今後も増え続けることが予想されています。
そこで、家庭用蓄電池の日本の普及率や、普及率が上がった理由、購入すべきタイミングについて見ていきましょう。

家庭用蓄電池の普及率と出荷台数

家庭用蓄電池は、2011年以降に導入する家庭が増え、徐々に普及率が上がっています。年度別の出荷台数、普及率は以下の通りです。

2011年:1,939台、前年比-
2012年:1万1,449台、前年比590%
2013年:1万6,559台、前年比145%
2014年:2万3,716台、前年比143%
2015年:3万7,560台、前年比158%
2016年:3万4,569台、前年比92%
2017年:4万9,481台、前年比143%
2018年:7万3,594台、前年比149%
2019年:11万5,000台、前年比156%

政府の補助金制度がなくなったことで出荷台数が少なくなったタイミングがあるものの、基本的には普及率が上がっていることが分かります。

家庭用蓄電池の需要が増え続ける理由とは

家庭用蓄電池の日本での普及率は、今後も上昇するといわれています。そこで、家庭用蓄電池の普及率が上がる理由について紹介します。

災害対策をする家庭が増えている

家庭用蓄電池の普及率が上昇している理由のひとつは、災害対策の一環として蓄電池を導入する家庭が増えていることです。
東日本大震災のほか、日本では災害が増加傾向にあるなかで、災害が起こり停電が発生しても電気を使用できる家庭用蓄電池を導入することは大きな安心材料になります。
普段から電力を蓄電池に溜めておけば、停電が起こった際にも日常生活を送れるため、今後も災害対策として家庭用蓄電池が普及率し続けることが予想できます。

電気自動車の需要が上がっている

家庭用蓄電池だけではなく、電気自動車の普及率も上昇傾向にあります。メーカーが販売する電気自動車のバリエーションが多くなっており、今後も電気自動車の購入者は増えるでしょう。
電気自動車を充電するために家庭用蓄電池を使用できることから、電気自動車の普及と同時に家庭用蓄電池の普及率も上昇しているのだといえます。

家庭用蓄電池を導入するのに最適なタイミング

家庭用蓄電池を導入するタイミングと、導入する際の注意点について紹介します。

FIT期間が終わるタイミング

2009年から開始されたFIT期間(電気の固定価格買取制度)が終了するタイミングで、蓄電池を導入する方法が有効です。
FIT期間は、太陽光発電システムを導入してから10年間は同じ価格で電気を売るという制度です。しかし、当初42円ほどだった売電価格は、2019年以降およそ9円にまで下がります。
太陽光発電システムを設置後10年以上になる家庭は電気を自家消費したほうがお得なこと、太陽光発電システムのパワーコンディショナーが寿命を迎えることなどから、太陽光発電システムと蓄電池のパワーコンディショナーが同じになるハイブリッドタイプの蓄電池を設置するのがおすすめです。

補助金制度を利用できるとき

家庭用蓄電池を導入するタイミングは、補助金制度に申し込めるときが最適でしょう。2020年以降の補助金制度に関しては発表されていませんが、電気の自家消費を勧める動きがあり、今後補助金制度が発表される可能性は高いです。
家庭用蓄電そのものの価格は下がらなかったとしても、補助金を活用できれば導入費用を抑えられます。

価格低下を待つのはおすすめできない

蓄電池の価格が高いという理由で、数年持って価格が安くなることに期待するのは得策だとはいえません。
リチウムイオン電池を使用したスマートフォンや電気自動車といった、「充電することで繰り返し利用できる商品」は、家庭用蓄電池と同じように普及率が上昇するといわれています。つまり、リチウムイオン電池の需要が高くなることも予想できるのです。
リチウムイオン電池の価格が上がることによって、家庭用蓄電池の販売価格が上がる可能性があります。
家庭用蓄電池の価格も同時に上がる可能性があるため、補助金制度が出たタイミングで家庭用蓄電池の導入を進めたほうが良いでしょう。
しかし、補助金制度の発表のタイミングや、制度に関する情報をリサーチするのは手間がかかります。補助金制度はいつ頃発表される可能性があるのか、家庭用蓄電池を導入するならどの製品が良いのかなどは、専門業者に相談し、不安や疑問を少しずつ解消する方法が有効です。

家庭用蓄電池の需要は高まっている!導入を検討しよう

電気の固定価格買取制度が終了すると同時に、家庭用蓄電の普及率が上昇しています。加えて、近年では省エネの促進やエコに対する注目度も高くなっており、家庭用蓄電池のほか、太陽光発電システム、電気自動車の普及率も上がっていることが特徴です。
今後は余った電気を売る方法ではなく、家庭で溜めておく方法が主流になるかもしれません。
エコそらくんでは様々なメーカーの蓄電池から、家族の人数やライフスタイルに適したものを提案しています。家庭用蓄電池の導入については、エコそらくんへご相談お問い合わせください。

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