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お役立ちコラム

エコキュートとは、貯湯タンクにお湯を蓄積しておける給湯器です。エコキュートのメーカーごとにタンクの容量や種類に違いがありますが、基本的には3つの種類が挙げられます。
エコキュートを選ぶ際には、タンク容量にはどのような種類があるのか、どの種類が自分のライフスタイルに合っているのかを見極めることが大切です。そこで、エコキュートのタンク容量のサイズや、家族構成別に最適なエコキュートのタンク容量はどの程度なのかを解説します。

エコキュートのタンク容量の種類

エコキュートの貯湯タンクの容量は、基本的に370Lと460L、550Lの3タイプです。近年では、お湯をほとんど使用しない単身世帯向けのタンクも販売されており、177～320Lといったものもあります。

1日に使用するお湯の平均的なお湯の量とは

自分が1日にどの程度のお湯を使用しているのかを知ることは、エコキュートのタンク容量を選ぶ際に重要なポイントのひとつです。

お風呂に入っている時間や自炊をしているのかなどの条件によって異なりますが、成人が1日に使用するお湯の量は、浴槽にお湯を貯めた場合で180L、シャワーを1回10分とした場合は10L、手を洗ったり洗い物をしたりする水の量は30Lです。

なお、何人家族であっても湯船にお湯をためるのは1回なので、シャワーを浴びる回数や手を洗う、お皿を洗うなどの回数で、使用するお湯の量を明確にしましょう。

ただし、地域によって使用するお湯の量は異なります。寒い地域の場合は大きいタンク容量のエコキュート、暖かい地域では小さいタンク容量のエコキュート選ぶなど、自分が住んでいる地域の特性も考慮する必要があります。

エコキュートのタンク容量をチェックする際の注意点

成人が1日に使用するお湯の量を参考に計算すると、エコキュートを4人家族で使用する場合、1日に使うお湯の量はおよそ620Lです。エコキュートのタンク容量は最大でも550L程度であり、1日に使用するお湯の量を考えるとタンク容量が小さいと判断する人が多いでしょう。

しかし、エコキュートのタンク容量と実際に使えるお湯の量は異なります。エコキュートのタンク容量とは、「1回で貯められる熱湯の量」です。

実際にお湯を使う際には、水道水と貯湯タンク内の熱湯を混ぜ、設定温度にしたうえで給湯されるため、エコキュートのタンク容量のおよそ2倍は使用できるのです。なお、貯湯タンク内の熱湯は放熱によって少しずつ温度が下がり、実際に使用できるお湯の量は2倍以上にならないケースが多く、水道水の温度や設定温度によっても若干変動します。

エコキュートのタンク容量とお湯の使用量はバランスが大切

家庭で使用するお湯の量に対してエコキュートのタンク容量が合っていないと、電気代が高い昼間の時間帯に追加でお湯を貯めなければなりません。そのため、電気代が高くなる場合があります。

家族構成別の最適なエコキュートタンク容量

家族構成、家族の人数によって適したエコキュートのタンク容量は異なります。そこで、家族の人数別に適したタンク容量はどの程度なのかをチェックしておきましょう。

2～3人家族に適したタンク容量

2～3人家族の場合は、370Lのものが最適です。最もお湯を使用する寒い時期に40度のお湯を出す場合でも、2～3人家族の場合は370Lで足りるでしょう。

300L～400Lのエコキュートはこちら

4～5人家族に適したタンク容量

4～5人家族で使用する場合、お湯の平均使用量は平均500Lのため、エコキュートのタンク容量は460Lのものが良いでしょう。5人家族でお湯を使用する機会が多いのであれば、550Lのタンク容量でも良いといえます。

401L～460Lのエコキュートはこちら

6人以上の家族に適したタンク容量

6人以上の大家族の場合は、タンク容量が最も大きい500L前後のものが良いでしょう。500L前後のタンクであれば、寒い季節にお湯切れを起こす可能性も低いです。家族の人数に適したエコキュートのタンク容量を見極めるためには、家族の人数や家族が使用するお湯の量を計算することが大切です。

500L～のエコキュートはこちら

タンク容量以外のエコキュートを選ぶ際のポイント

エコキュートのタンク容量を決める際には、家族の人数と家族が使用するお湯の目安量を算出することが大切ですが、ほかにもチェックしなければならないポイントがあります。

エコキュートの機能性をチェックする

エコキュートは、ガス給湯器と同じくお湯を張ったり保温したりと全自動で行うフルオートタイプのほか、湯船に入っているお湯の温度が下がった際にお湯を足すオートタイプ、追い焚き機能が付いていない給湯専用のものなどが存在します。

また、床暖房と連携できる種類のエコキュートも販売されているため、家族でどのようにエコキュートを使用したいのかを明確にし、使用目的に適した機能が付いているかを確認することが大切です。

住んでいる地域に適したものを選ぶ

エコキュートは、地域ごとに適した機種が異なります。例えば、最低気温がマイナス25度まで下がる場合には寒冷地タイプのエコキュートを選ぶ必要があります。最低気温がマイナス20度までであれば、一般的なエコキュートでも良いでしょう。
また、住んでいる地域が海の近くであり、潮の影響を受ける場合には塩害地タイプのエコキュートを選ぶ必要があります。

塩害地域にも設置可能なエコキュートはこちら

家族構成や使用用途に適したエコキュートのタンク容量を見極めよう

エコキュートのタンク容量は購入後に変更することも可能ですが、交換費用が高いため注意が必要です。家族の人数やどの程度お湯を使用するのか、また、住んでいる地域の水道水の温度も確認したうえで、住まいや家族に適したタンク容量を見極めましょう。

 

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