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エコキュートの騒音トラブルで訴訟に発展！トラブルを予防するためにできること

2021.01.20 お役立ちコラム

エコキュートは、節電効果があったり災害が起こった際に備えたりとメリットが多いことから、設置している家庭が増えています。しかし、エコキュートは便利な反面、設置した後に騒音トラブルが起こることもあるため注意しなければなりません。

エコキュートの騒音トラブルが原因で、訴訟が起こったケースもあるほどです。そこで、エコキュート設置後に起こりうる騒音トラブル例や、エコキュートの騒音を予防する方法を紹介します。

エコキュートを設置した後に起こる騒音トラブルとは

エコキュートを設置後、騒音が原因で体調不良を起こす場合があるため注意が必要です。
消費者庁が公表しているエコキュートの騒音トラブルが原因の健康被害としては、頭痛や肩こり、腰痛、耳鳴りのほか、睡眠障害、食欲がなくなる、息切れや動悸、倦怠感、めまいなどが挙げられます。

健康被害は、エコキュートを設置している家に住む人に起こることが一般的ですが、エコキュートを設置している家の隣に住んでいる人に健康被害が起こるケースがあります。エコキュート設置していない家庭の住民に健康被害が起こると、大きなトラブルに発展する可能性があるため注意しなければなりません。

過去には、隣の家のエコキュートの騒音が原因で睡眠障害になったとして訴訟に発展し、最終的にはエコキュートの所有者がエコキュートを撤去したケースがあります。

エコキュート撤去したり設置している場所を変えたりできれば良いですが、騒音トラブルが解決しない、騒音トラブルが原因でエコキュートを撤去したうえに損害賠償金を請求されるなどのケースもあることを認識しておきましょう。

エコキュート設置をお考えの方で騒音トラブルについて気になる方は、ぜひ私たちにご相談下さい。対策方法等をしっかりお伝えいたします。

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エコキュートの騒音トラブルを予防する方法

エコキュートの騒音が原因でトラブルに発展しないよう、対策をすることが重要です。そこで、エコキュートの騒音を可能な限り抑える方法について紹介します。

振動を抑えるゴムや防音シート設置する

エコキュート設置しており、住宅同士が密集している場合には、騒音の原因になるヒートポンプユニットに防音シートを貼り付け、可能な限り音を抑える方法が有効です。ヒートポンプユニットが地面に直接置いてある場合は、振動を予防するためにゴムマットを敷く方法も良いでしょう。

エコキュートの騒音トラブルを予防するために重要なポイントは、ヒートポンプユニットの揺れを予防することです。騒音トラブルの原因は低周波音であり、揺れを抑えることによって低周波音が聞こえにくくなるため、ゴムシートや防音シート活用しましょう。

エコキュートの設置場所を変更する

エコキュートの騒音トラブルを予防するために、ヒートポンプユニットの設置場所を変更することも検討しましょう。基本的には、寝室の周辺には設置しないことがポイントです。また、隣の家の寝室の場所も考慮しましょう。そのため、エコキュート設置前の段階で、隣の家に相談をすることも大切です。

エコキュートのヒートポンプユニットを寝室から10m以上離れた場所に設置し、ヒートポンプユニットの前には物を置かないことも重要です。さらに、ヒートポンプユニットの周辺の塀は1m以上の高さがあると、低周波音を感じにくいでしょう。

ヒートポンプユニットを囲うように壁を作る

エコキュートの騒音を予防するためには、本体やヒートポンプユニットの前に物を置かないことが重要です。ただし、ヒートポンプユニットの騒音が気になる場合には、壁を設置することによって音の広がりを予防する効果が期待できます。

しかし、薄い壁では音が反射し、他の場所に騒音被害が広がる場合があるため十分に注意が必要です。そのため、十分に防音効果が期待できる壁を設置しましょう。

また、防音のための壁は、音が鳴っている場所から1m以上の高さがあることや、エコキュートとヒートポンプユニット全体が隠れるように設置することが大切です。可能な限りヒートポンプユニットに近い場所に設置することが重要ですが、ヒートポンプユニットの効率が下がるためメーカーごとに指定されている間隔で壁を設置しましょう。

なお、壁を設置するだけでは振動による騒音は抑えられません。振動を吸収するゴムとセットで使用し、対策を講じることが重要です。