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災害時にはエコキュートが役に立つ!エコキュートの活用パターンと使用手順

2020.12.12 お役立ちコラム


エコキュートは、ヒートポンプを利用し、空気中に存在する熱を使ってお湯を作る給湯器です。貯湯タンクに多くのお湯を蓄えておけるため、停電や断水といったトラブルが起こった際に備えられます。貯湯タンク内のお湯を使用できれば、災害時にも普段とほとんど変わらない生活を送ることが可能です。

そこで、災害時にエコキュートをどのように活用できるのか、貯湯タンク内のお湯を使用する手順についても詳しく解説します。

災害時エコキュートを使用できるパターンとは?

エコキュートは災害時にどのように活用できるのか、停電や断水などパターン別に紹介します。

エコキュートは停電時にお湯を使用できるのか?

エコキュートは、停電時にお湯を沸かせるシステムではありませんが、停電が起こる前に溜めておいたお湯をお風呂や調理に使用できます。

しかし、災害が起こり停電になるとお湯の温度を調整できず、非常に高い温度のお湯しか出ない場合があるため注意しなければなりません。貯湯タンク内にあるお湯を使用したい時には、蛇口をひねった後に必ずお湯の温度を確認しましょう。
お湯の温度が高すぎる場合には、1度容器や浴槽にお湯を溜めて冷ましたうえで使用する必要があります。

エコキュートは災害で断水してもお湯を使用できるのか?

災害が原因で断水すると、停電が起こった際とは異なり貯湯タンク内に水が供給されないため、蛇口やシャワーでお湯を使用できません。しかし、貯湯タンク内にお湯が残っているのであれば、非常用水として使用することが可能です。

断水が起こった際には顔を洗えない、トイレが流れないなどの様々なトラブルが起こります。数日間断水状態が続くと、衛生面に悪影響を及ぼすだけではなく精神的にも大きなダメージを受けるでしょう。

エコキュートを設置しており、貯湯タンク内にお湯が残っていれば、数日間分の生活に必要な非常用水を確保できるのです。

エコキュートを設置している家庭が何人家族なのかによって違いはあるものの、4人家族で460Lの容量の貯湯タンクを使用していた場合、3日程度は生活に必要な水をカバーできるでしょう。エコキュートを設置する場合には、見た目や性能のほか、家族の人数や水・お湯の使用用途も加味して容量を検討することが重要です。

災害時にエコキュートを生活用水として使う方法

万が一災害が起こりエコキュートの貯湯タンク内の水を取り出したい場合には、以下のような手順で水を取り出しましょう。

①脚部カバーをドライバーもしくは手動で取り外します。
②遮断機のレバーを下げて電源を切りましょう。電気の供給を止める必要があります。
③エコキュート専用の止水栓を閉め、貯湯タンクへの給水を停止します。
④逃し弁操作窓を開いて、レバーを手前に引いて空気の通り道を作りましょう。
④非常用ホースを取り出し口に設置します。
⑤ホースの差し込み部分を持って、左に回します。貯湯タンクは保温性があるため、水を取り出す際には熱湯が出ることがあります。やけどに注意して行いましょう。
⑥ホースの差し込み口を持って右側に回し、水を止めます。
⑦水の取り出しが終わったら、逃し弁レバーを下げて元に戻しましょう。

必ずエコキュートの説明書を確認し、正しい方法で水を取り出すことが大切です。

災害に備えてエコキュートの清掃をすることが大切

エコキュートの貯湯タンク内のお湯を調理や洗顔などに使用したい場合には、貯湯タンク内をきれいな状態に維持する必要があります。

エコキュートの貯湯タンクは水道水のミネラルや水垢によって汚れが蓄積するため、貯湯タンクの水抜きのメンテナンスを行わなければなりません。エコキュートの貯湯タンクは半年に1回程度、水抜きメンテナンスをしましょう。

貯湯タンクの水抜きをする場合には、最初に漏電遮断器を切り、給水配管専用の止水栓を閉じて逃し弁レバーを手前に起こします。排水栓を開いたら2分程度水を出して、逃し弁レバーを下げましょう。
次に漏電遮断器のスイッチを入れて、お湯が出るかをチェックすれば完了です。

エコキュートの衛生面を維持し、安全に使用するためにも、一定期間に1度のメンテナンスも忘れずに行いましょう。
なお、エコキュートの貯湯タンクの水抜き方法は、機種ごとに若干手順に違いがあります。そのため、メンテナンスをする際にはしっかりと取扱説明書を確認しましょう。

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エコキュートがあれば災害時の生活用水を確保できる

エコキュートは、貯湯タンクにお湯を蓄えておける給湯器です。そのため、貯湯タンクにお湯や水を溜めておけば、災害時に停電しても生活用水に困ることはないでしょう。

設置している貯湯タンクの種類によって異なるものの、およそ350~570 L程度の大容量のものが多いため、ペットボトルで水を蓄えておくよりも多くの水を確保することが可能です。

貯湯タンクに大容量のお湯や水を蓄えておけるエコキュートを活用して、災害に備えましょう。

エコキュートが災害により壊れてしまった場合は、エコキュートの取り替えをおすすめいたします。エコそらくんでは大手メーカーのモデルを取り揃えております。最短即日設置可能ですので、今すぐお取替えご希望の方はぜひお問い合わせ下さい。

エコキュートの価格についてはこちらをご覧ください。
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