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太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせるメリットと注意点

2021.03.06 お役立ちコラム


太陽光発電システムをすでに設置している家庭では、「蓄電池も導入した方が良いのか」「蓄電池は価格が高いが初期費用は回収できるのか」など、疑問や不安を抱く人も多いでしょう。
そこで、太陽光発電システムと蓄電池を同時に使用することのメリットとデメリット、蓄電池を導入する場合に押さえておきたい3つのポイントについて解説します。

蓄電池と太陽光発電システムと蓄電池を併用するメリット

蓄電池と太陽光発電システムを併用した場合に得られるメリットを紹介します。

電気代削減につながる

2019年に消費税が増税されたことによって、電力会社の電気料金も値上がりしました。電気は毎日使用するものであり、電気代が値上がりしたことは家計に少なからず影響を及ぼすでしょう。
しかし、蓄電池と太陽光発電システムを導入したうえで夜の電気代が低くなるプランを活用すれば、電気代を抑えることが可能です。電気代が安い夜間に蓄電池に充電し、電気代が高い昼間の時間に充電した電気を使うことによって、電気代を削減できます。

固定価格買取制度終了後に電気を自家消費できる

家庭用の蓄電池は、自家消費タイプの太陽光発電システムを活用するうえで重要な設備です。固定価格買取制度が終わり、売電単価が低くなったり売電ができなくなったりした際には、太陽光発電システムのみを活用するメリットも少なくなるでしょう。
しかし、蓄電池を組み合わせることで、昼間に充電しておいた電気を雨の日や天気が悪い日が夜の時間帯に使えるため、自家消費できることがメリットです。

停電時に電気を使用できる

災害や事故が原因で停電した場合、家電製品が使用できないだけではなく、自宅で医療機器を使用している場合には命に関わるケースもあります。
太陽光発電システムだけを導入している住宅では、停電をした際に電気が使用できるのは昼間の時間帯だけです。そのため、夜は非常用の電灯やろうそくを使用するしかありません。
しかし、蓄電池を導入していれば、昼間に発電した電力を充電しておけるため、夜でも家電製品を医療機器を使用することが可能です。万が一のトラブルに備えて蓄電池を導入しておけば、停電が起こった際に安心して自宅のなかで過ごせるでしょう。

太陽光発電システムと蓄電池を併用するデメリット

太陽光発電システムと蓄電池を合わせて使用することで様々なメリットを得られますが、デメリットも発生するため注意が必要です。蓄電池を購入する前にデメリットをしっかりと理解したうえで、対策を検討しましょう。

蓄電池の販売価格は高額

太陽光発電システムと併用できる家庭用の蓄電池は購入価格が高いため、導入が難しい場合もあります。家庭用蓄電池の販売価格はおよそ4~20円/kWhであり、一般的には気軽に導入できる価格ではないといえるでしょう。

設置場所が必要

災害時に停電時に非常用電源として使う場合や、節電効果を得るために使用する場合は、定置型蓄電池を導入する必要があります。しかし、定置型蓄電池は、一般家庭用のものでもエアコンの室外機2台分ほどの大きさがあるため、設置場所をしっかりと検討しなければなりません。
自宅に蓄電池を置けるスペースがない場合には、屋外タイプの蓄電池の導入を検討しましょう。ただし、住宅から海が近い場合には、屋外タイプの蓄電池を設置できない場合があるため注意が必要です。

補助金制度を確認することも大切

自治体によって、補助金の金額や条件には違いがあります。また、補助金制度がない場合もあるため、設置費用を補助金で賄うことを前提としている場合には注意が必要です。

太陽光発電システムを導入する際に押さえておきたいポイント

蓄電池には様々な種類があり、特徴も異なります。蓄電池を導入する際に重要なことは、消費する電気の量や住宅環境、生活スタイルに適したものを比較することです。
そこで、蓄電池を導入する際に押さえておきたいポイントを紹介します。

蓄電容量

蓄電容量によって、使える電力量と時間には違いがあります。さらに、停電の際に蓄電池に充電しておいた電気を使いたい場合、特定の回路を選択できる特定負荷タイプのほか、家の中全部の回路で電気を使用できる全負荷タイプの2種類があることが特徴です。
容量が大きい蓄電池であれば、充電しておいた電気を使える時間は長くなりますが蓄電池の価格そのものが高いため、予算や生活スタイルをに適したものを購入しましょう。

停電時の出力

停電時の備えとして、蓄電池の導入を検討しているケースも多いのではないでしょうか。停電時に使う機器によって異なりますが、最大どの程度の電力を使用できるのかどうかについて確認する必要があります。
特に医療機器を使用しなければならない場合や、ペットを飼っており暖房や冷房が不可欠な場合など、停電時に必ず使用したい機器に合わせて停電時の出力を確認しましょう。

太陽光発電システムと蓄電池の併用はメリットが多い!蓄電池の導入を検討しよう

蓄電池は、太陽光発電システムとの相性が非常に良い設備です。太陽光発電システムを導入している場合には、蓄電池を併用した際にどのようなメリットがあるのか、家庭に適した蓄電池はどの商品なのかをしっかりと確認しましょう。

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