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カーポートにも太陽光発電を!デッドスペースを有効活用

2022.06.20 お役立ちコラム

カーポート
太陽光発電に用いる太陽光パネルは屋根の上に設置するのが一般的ですが、その次に多い希望がカーポートの屋根の上です。カーポートの屋根で発電ができれば、デッドスペースの有効活用にもなるからです。

そこで今回のコラムでは、カーポートの屋根を用いた太陽光発電について解説していきます。利用できる補助金についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

屋根の上に設置できない場合もカーポートの上で発電が可能に

太陽光発電ができるカーポートは「ソーラーカーポート」と呼ばれます。既存のカーポートの屋根にソーラーパネルを取り付ける搭載型と、屋根自体が太陽光パネルになっている一体型があります。

このソーラーカーポートには下記のようなメリットがあります。

・カーポートの屋根のデッドスペースを有効活用できる
・住宅の屋根に設置できない場合でも太陽光発電で電力が得られる
・太陽光発電のメリットを享受できる、など

元々、太陽光パネルは普段使わない場所に設置することで、デッドスペースの有効活用になります。住宅の屋根の上と同様に、カーポートの屋根の上もデッドスペースになっていることが多いため、そこに太陽光パネルを設置して発電することができれば一石二鳥なのです。

また太陽光発電を導入したくても、屋根の向きや構造、デザインの関係などで太陽光パネルを設置できないケースがあります。そのような場合でも、カーポートの屋根に設置できれば、諦めていた太陽光発電システムを導入することができるのです。

太陽光発電を導入する目的は、電気代の削減が第一に思いつきますが、それだけではありません。環境に負荷のないエネルギーで自宅の電気を賄うことができるため、地球環境に対する貢献ができるといったメリットもあります。また停電が起きた際にも太陽光発電システムで発電ができるため、万が一の災害のことを考えて導入している方もいます。

このようにソーラーカーポートを導入することで、さまざまなメリットがあるのです。

屋根の上よりも低い位置に取り付けるため十分な発電量が得られないことも

一方、ソーラーカーポートを設置する場合のデメリットやリスクについても抑えておきましょう。代表的なデメリットやリスクは下記の5つです。上の3つはソーラーカーポートに対してですが、下の2つはカーポート自体に対してです。そのためすでにカーポートが設置されている場合は、下の2つはクリアしていることになります。

・初期費用がかかる
・必要な電力が得られないケースがある
・積雪や風力の影響を受けるケースがある
・建築確認申請が必要になる
・固定資産税がかかるケースがある、など

ソーラーカーポートを設置する場合の初期費用は、標準的なもので100万円〜200万円程度です。発電量はメーカーや商品によって異なりますが、3kW〜7kW前後となっています。5kW程度の発電量があれば十分なメリットが得られますが、条件によって異なるため、設置を検討する際は専門業者に相談しましょう。

特に住宅の屋根よりも低い位置に取り付けることになるので、十分な発電量が得られるか確認してください。また積雪の多い地域では、積雪に強いタイプのソーラーカーポートも用意されています。

敷地内に建物を建てる際は建築確認申請を行う必要がありますが、カーポートを設置する場合も条件によって申請を行うことになります。例えば「屋根がついている」「基礎が地面に固定されている」などが条件になりますので、ほとんどのカーポートは建築確認申請が必要になります。

一方、カーポートには固定資産税がかかるケースとかからないケースがあります。代表的なものとして「屋根がついている」「3方向以上が壁で覆われている」「基礎等で地面に固定されている」といったケースでは固定資産税がかかることになります。つまりソーラーカーポートを導入することで、毎年の税金が増えることになる可能性があるため、デメリットになります。事前に確認しておきましょう。

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補助金の活用でカーポートが割安に導入できる可能性も

ソーラーカーポートを導入するには数百万円の費用がかかりますが、補助金を活用することができます。それが、一般社団法人環境技術普及促進協会が窓口となっている「令和3年度(補正予算)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」です。このうちソーラーカーポートは、駐車場を活用した太陽光発電(ソーラーカーポート)に対して支援を行うという「①再生可能エネルギー事業者支援事業費」にあたります。

補助金の対象は、一体型カーポート、搭載型カーポートの両方で、パワーコンディショナーの最大定格出力の合計が5kW以上などの条件があります。詳細は、一般社団法人環境技術普及促進協会のホームページか、ソーラーカーポートの設置工事を行っている業者で確認してください。

補助金についてはこちら

メリットとデメリットを正しく理解して検討を

太陽光発電は住宅の屋根の上だけではなく、カーポートの屋根の上にも設置することができます。そのため何らかの事情で屋根の上に太陽光パネルを設置できない場合でも、カーポートを活用することで太陽光発電を導入することができます。

しかもソーラーカーポートを導入する際に活用できる補助金制度も用意されています。ただし、ソーラーカーポートには固定資産税がかかるケースもありますので、事前に専門業者などに相談してみましょう。

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