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蓄電池は買うべきか?蓄電池のメリットとデメリットから見る必要性

2021.02.27 お役立ちコラム


家庭用の蓄電池は、大型の家電製品を利用するための電力を蓄電池に貯めておき、使いたいタイミングで電力を使用できます。電気料金は上昇傾向にありますが、太陽光発電システムと蓄電池を両方活用して自宅で電力を生成し、自家消費することによって電気代を節約している家庭も多いです。
そこで、家庭用蓄電池を買うべきかどうか迷っているという方に向けて、蓄電池のメリット・デメリットを紹介します。

蓄電池は買うべきか?蓄電池のメリットとは

蓄電池を買うべきなのかを判断するための材料として、まずはメリットを紹介します。

売電価格が下がっても自家消費できるので安心

2019年11月以降、電力の固定価格買取制度が終了する家庭が多いです。安い価格で電力会社に電気を売るよりも、蓄電池に電気を貯めておき自分の家庭で使用できるため効率が良く、電力を無駄にすることもありません。

電気代の節約につながる

蓄電池を活用することによって、深夜の電気代が安く昼間は電気代が高いというプランに変更できます。電気代が安い深夜に蓄電池に電気を貯めて、昼間に蓄電池に貯めていた電気を使用することによって電気代を抑えることにつながります。

災害で停電が起こった際の備えになる

太陽光発電システムを導入していれば必要最低限の電力は賄えますが、太陽光発電システムで発電可能なのは太陽光が出ている昼間の時間帯のみです。そのため、停電が起こった際、夜間に照明や家電製品を使用できない点に不安を覚える人も多いでしょう。
太陽光発電システムだけでは十分な備えにならないと感じる場合には、蓄電池も併用する方法が有効です。蓄電池は電気を貯めておけるため、電力会社から供給された電力だけではなく太陽光発電システムで発電した電気も貯めておけます。
そのため、昼間に太陽光発電システムで発電した電気を蓄電池に貯めておき、夜に蓄電池に貯めた電気を使用すれば1日中、時間を問わず電力を確保することが可能です。
蓄電池の種類によっては、停電時に使用したい家電製品を設定できる商品もあり、冷蔵庫や冷蔵庫やエアコン、暖房など24時間家電製品を使用できるタイプも存在します。電気が使用できないと困る場合には、蓄電池を導入しておくと安心でしょう。

蓄電池のデメリット

蓄電池には様々なメリットがありますがデメリットもあります。蓄電池の導入を検討している場合には、デメリットについてもチェックしてから購入を検討しましょう。

蓄電池は安い買い物ではない

経済産業省が公表しているデータでは、家庭で使用する蓄電池の価格がおよそ22万円/kwhとされています。国内の大手メーカー商品は、15~18万円/Whです。例えば、2LDKの住宅に最適な7.2kwhの蓄電池を導入した場合は、およそ130万円の導入費用がかかります。また、太陽光発電システムと同時に導入したい場合には更に導入費用がかさむでしょう。

使用回数が定められている

蓄電池には寿命があり、永久に使用できるものではありません。蓄電池の寿命は充電し、放電し終わるまでを1サイクルとして、何回サイクルを繰り返せるかで表されます。サイクル回数は、蓄電池の種類や使用環境によって異なることが特徴です。
例えば、リチウムイオン電池の場合は充電が50%程度を維持することで負担がかかりにくいとされています。そのため、充電50%程度に保てるように、充電や放電をすることで寿命を延ばせる可能性があるでしょう。
また、蓄電池の充電や放電を自動で行えるタイプの蓄電池も存在します。自動で充電や放電をするタイプは、機械を扱うことが苦手な場合や、家族全員で蓄電池を使うという場合に最適です。

設置のためには広いスペースが必要

蓄電池は屋外タイプと屋内タイプの2つがあり、屋外に設置するタイプの蓄電池は設置場所に直射日光が当たっていないことや、高温多湿ではない場所所に設置しなければなりません。屋外タイプの蓄電池は、分電盤が屋外にある場合や、既に設置している設備と連携させる必要がある場合に最適です。
屋内タイプの蓄電池は、屋外タイプとは異なり、直射日光が当たらないようにする、高温多湿ではない場所に設置しなければならないといった条件はありません。しかし、蓄電池を使用した際に音が気になる可能性があるため注意しましょう。寝室や書斎など、静かな環境には置かない方が良いといえます。
さらに、蓄電池そのものはエアコンの室外機と比較して少し小さい程度のサイズが一般的です。蓄電池の商品ごとの大きさを確認したうえで、設置場所のサイズを測り、場所を確保する必要があります。

蓄電池選びや買うべきかどうかは専門家に相談しよう

蓄電池を設置することで、電気を自家消費できることや災害時に備えられることは大きな魅力です。しかし、蓄電池を買うべきかどうか悩んでいる場合には、デメリットをカバーする方法や、どの程度メリットを得られるのか専門業者に相談する必要があります。蓄電池を買うべきかどうか、自分の家庭で活用できるのかをプロに相談しましょう。

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