NEWS新着情報

COLUMN
お役立ちコラム

蓄電池の設置費用の内訳は?設置・導入費用を抑える方法

2021.02.23 お役立ちコラム


太陽光発電システムの普及を目的とした売電単価の買い取り価格制度は終了し、今後は電気を電力会社に売るのではなく家庭で自家消費した方が自家消費した方が効率良くお得になるケースが多いです。そこで、電気を自家消費するために必要な蓄電池の導入・設置費用はどの程度なのか、メーカーごとの設置費用の相場について紹介します。

家庭用蓄電池を設置するメリット

電気の自家消費を目的とするのであれば、太陽光発電システムと同時に蓄電池を使用する方法が有効です。これまで太陽光発電システムでは日中に発電した電気を蓄積できないため、生成した電力は当日中に使用するか、電力会社に売る方法しかありませんでした。
しかし、家庭用蓄電池を導入することによって太陽光発電システムで生成した電力を蓄電池に貯めておけるため、太陽光が出ていない夜の時間や天気が悪い日に電力が不足しても電気を活用できます。
また、電気料金が安い夜の時間帯に電気を蓄電池に貯めておき、貯めた電気は電気料金が高い昼間の時間帯に使うことによって電気料金を節約できるため、十分なメリットを得られるでしょう。

蓄電池の設置費用の内訳

蓄電池は、安い買い物ではありません。蓄電池本体の購入費用のほか、設置費用が必要なため、購入する前にトータルでどのような費用がかかるのかを確認しておくことが大切です。蓄電池の設置費用の内訳としては、本体の購入費、設置工事費用、電気系統の工事費用の3つがかかります。
蓄電池の本体価格のみに注目しがちですが、蓄電池を乗せる基礎工事が行われる場合もあるうえに、電気系統の工事は業者ごとに価格に差があることが特徴です。蓄電池の設置費用の内訳について、それぞれ価格相場を確認しておきましょう。

蓄電池の本体価格相場

これまでの蓄電池は平均200万円以上する高額な商品でしたが、家庭用蓄電池が普及したことによって100万円以下で購入できる商品も増えています。そこで、4人家族で使用するのに最適な5~7kWhの蓄電池の本体価格相場について、大手メーカーごとに確認しておきましょう。
パナソニック:およそ90万円
シャープ:およそ135万円
京セラ:およそ140万円
東芝:およそ150万円
NEC:およそ160万円
家庭用蓄電池の価格相場は、蓄電容量が大きいものは高額であり蓄電容量が小さいものは価格を抑えられることが特徴です。

設置工事費用相場

蓄電池の導入する際に行われる工事費用は、「工事を行う作業員の人数×日数」で計算されることが一般的です。工事の規模やどの程度の日数がかかるのかによって異なりますが、見積額の3分の1程度は工事費費用が占めています。

電気工事費用相場

蓄電池は、電気工事を行わなければ使用できません。蓄電池に電気を貯めるための工事、蓄電池に貯めた電気を供給するための工事、太陽光発電システムを導入している場合には太陽光発電システムと連携する工事、カラーモニターの配線工事などが行われます。
据え置きタイプの蓄電池の相場は、設置工事・電気工事を合わせて20~30万円ほどです。

蓄電池の設置費用を抑える方法

蓄電池の設置費用は高いため、設置費用や蓄電池そのものの購入費用を抑えることが重要です。そこで、蓄電池の設置費用・購入費用を抑えるためのポイントを紹介します。

自治体の補助金制度を活用する

蓄電池の設置費用は安くはないため、少しでも節約したいと考える人が多いでしょう。蓄電池を一般家庭で導入する場合は、自治体の補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、東京都の場合は最大60万円の補助金制度があるほか、福岡県では蓄電池本体価格の2分の1を補助する制度があるのです。ただし、補助金の金額や補助金を受け取るための条件は自治体ごとに違いがあるため、どのような条件なのか、どの程度の補助金を支給されるのかを確認しましょう。
また、補助金制度の利用は先着順が一般的であり、すでに募集を募集を締め切っている場合もあります。蓄電池導入時に補助金制度を利用したい場合には、自治体の窓口で相談しましょう。

型落ちした蓄電池を選ぶ

蓄電池の購入価格を抑えるために型落ちした商品を購入する方法が有効です。型落ちしていても劣化しているわけではなく、蓄電池を十分に活用できるような容量や機能のものでありお得だといえるでしょう。ひとつ前に発売された製品でも性能に大きな差はありません。最新の蓄電池が良いといったこだわりがなければ、欲しい機能を明確にしたうえで型落ち商品をチェックしましょう。

蓄電池の設置費用を知るために見積もりを依頼しよう

蓄電池は災害時の停電対策や電気代の節約など様々なメリットがあり、今後も需要が高まっていくと予想されています。蓄電池を長期間上手に活用すれば、設置費用を回収することは十分に可能です。
蓄電池の費用はどの商品を選ぶのかによって異なるため、専門業者に見積もりを依頼し、家庭での利用を検討してみましょう。

最新記事