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パナソニック「VBHN247WJ01」とは?商品の特徴と設置するメリット・デメリット
パナソニックから発売された住宅用太陽電池モジュール「VBHN247WJ01」の概要について紹介します。
また、パナソニック製品のメリットとデメリットについても合わせてチェックしておきましょう。
パナソニックから発売されたVBHN247WJ01とは
パナソニック「VBHN247WJ01」の製品の特徴、設置費用相場について紹介します。
パナソニックのVBHN247WJ01とは
VBHN247WJ01は、業界最高クラスの発電量を誇る住宅用の太陽電池モジュールです。
面積に対しての発電量が高く、昼間温度が高い時の出力低下も抑えられるため、狭い場所でも年間発電量が大きいことが特徴です。
2017年4月に発売された製品であり、電気を自給自足するニーズが高くなったことや、ゼロエネルギーハウスが普及していることなどから注目を集めています。また、機器の保証と出力保証は25年間の無償保証が付いており、長時間安心して活用できるでしょう。
パナソニックVBHN247WJ01の仕様
パナソニックVBHN247WJ01の最大出力やモジュール変換率、サイズなどは以下の通りです。
品名 | 太陽電池モジュールHIT® P247α Plus |
---|---|
品番 | VBHN247WJ01 |
公称最大出力 | 247W |
モジュール変換効率 | 19.3% |
公称最大出力動作電圧 | 43.8V |
公称最大出力動作電流 | 5.65A |
公称開放電圧 | 53.1V |
公称短絡電流 | 5.97A |
外形寸法 幅X奥行X高さ) |
1580 X 812 X 35mm |
質量 | 15 kg |
モジュール変換効率は一般的に14%~20%とされているため、19.3%は比較的高い数値であり、高温でも劣化しにくいことが特徴です。
どのような形状の屋根にも設置できる
VBHN247WJ01は、屋根の形状が複雑でも大容量のシステムを設置できます。また、パナソニック独自のプッシュ&スライド工法(PS工法)によって施工の品質を維持できるうえに、太陽電池モジュール同士の隙間がなく、見た目が美しい仕上がりになることも特徴です。
太陽電池モジュールを設置する際には、PS工法のほかに「外つば工法」もあります。
外つば工法とは太陽電池モジュールの「ツバ」の部分を金具で固定する方法であり、PS工法は固定するための金具を太陽電池モジュールに差し込むようにして固定する方法です。
PS工法は太陽電池モジュールに金属を差し込むことで、設置時にモジュール同士の隙間を小さくすることが可能なうえに、作業工程を減らします。
パナソニックVBHN247WJ01の設置費用相場
VBHN247WJ01は、何枚設置するのかによって設置費用の相場が異なります。
VBHN247WJ01の3kw台~6kw台までの設置費用の相場は以下の通りです。
4.45Kw:33.7万円/kw
5.19Kw:31.1万円/kw
6.18Kw:28.6万円/kw
ただし、建物の構造や屋根の形状によって設置費用は変動します。そのため、見積もりを依頼し、内訳をしっかり確認しましょう。
パナソニック製品のメリット
VBHN247WJ01をはじめとしたパナソニック製品を導入することで得られるメリットについて紹介します。
業界最高クラスの出力と効率
パナソニックの太陽電池モジュールは、面積に対する発電量が住宅用太陽電池システム業界のトップクラスです。狭い面積でも出力と効率の高さで発電できます。たくさんの光を吸収することによって、たくさんの電気を生成できるのです。
また、表面の温度が上がると発電効率が低下することが一般的ですが、夏の時期でも発電量を保つことが可能であり、太陽光の量によって効率的に電力を変換できます。
保証期間が長いので安心感がある
パナソニックのVBHN247WJ01は長期保証がついているため、安心して使用できることもメリットです。
25年間の出力保証がついた太陽電池モジュールのほか、パワーコンディショナーにも15年間の保証が付いており、自然災害に対する保障もあるなど保証内容が手厚いため安心して導入できます。
パナソニック製品のデメリット
パナソニック製品は、価格が高いことがデメリットとして挙げられます。太陽電池モジュールは非常に性能が高いものの、価格は1kwに対し他社と比べて最大で10万円ほどの差が生じる商品もあるのです。価格については施工する業者ごとに異なるため、見積もりを依頼して詳細な料金を確認しましょう。
しかし、パナソニックは高出力・高効率であり、保証期間が長いことが魅力です。若干費用はかかるもの、高性能な太陽電池モジュールを長期間使用したいという場合にはおすすめできます。
太陽電池モジュールを設置するメリットは大きい
パナソニックの太陽電池モジュールを含め、太陽電池を活用することで災害時に備えられたり、断熱効果を得られたりするといったメリットがあります。
台風や地震の影響で長期間電気を使用できなくなるケースも珍しくありません。停電が起こっても、太陽電池モジュールを設置しており、太陽光で電気を生成できれば、晴れている日中は家電製品を使用できます。
蓄電池があれば、夜間や曇り・雨の日でも電気を使用できるのです。
また、屋根に太陽電池モジュールを設置すれば、断熱効果が期待できます。エアコンの使用頻度、使用温度を抑えることで節電につながるでしょう。
パナソニックのVBHN247WJ01導入を検討しよう
パナソニックのVBHN247WJ01は、発電量が非常に高いことが特徴です。また、屋根の形状を問わず、隙間なく設置できるため発電効率も良いといえます。
パナソニック製品に関してはメリットだけではなくデメリットもありますが、保証期間の長さや高性能な点など、安心して使用し続けられることは魅力です。太陽電池モジュールの設置を検討している場合には、パナソニックから発売されたVBHN247WJ01も候補に入れて検討しましょう。