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蓄電池の訪問販売は99%詐欺って本当?ネットで見積もりできる業者との大きな違い
蓄電池の訪問販売業者は、「詐欺だ」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。優良な訪問販売業者も存在しますが、実際に詐欺被害が多発していることも事実です。
蓄電池の販売設置業者のなかにはネットで見積もりを依頼できる業者もいるため、見積もりを取ってしっかり検討する方法が有効だといえるでしょう。
そこで、蓄電池の悪質な訪問販売業者の特徴や、ネットで見積もりできる業者を利用すべき理由について詳しく紹介します。
蓄電池の訪問販売業者の特徴
蓄電池の訪問販売業者とネットで見積もりを依頼できる業者の違いを知るために、まずは訪問販売業者の特徴をチェックしておきましょう。
無理に契約をさせようと迫る
蓄電池の訪問販売業者は、住宅の玄関に居座ったり、適用条件が厳しいキャンペーンで契約を迫ったりと営業をするケースがあります。無理な契約を迫る理由は高い金額で契約させたいためであり、購入する側にとってリスクが大きいといえるでしょう。
また、居座らなかったとしても、何回も自宅を訪問する業者には注意しなければなりません。
「購入する予定がない」と伝えた後、何度も勧誘をするのは特定商取引法で禁止されています。つまり、違法な行為をしている業者のため注意が必要です。
嘘の情報を説明する
悪質な業者は、「電気の固定価格買取制度が終わる2019年以降は売電できない」と嘘の説明をする場合があるため注意が必要です。
ほかにも、「電気は自家消費しなければ損」「太陽光発電システムがあるなら必ず蓄電池も設置しなければならない」など、誤った説明や、故意に嘘をついて契約を迫ることがあります。
説明される内容が誤っているかどうか判断するためには、蓄電池に関する基本的な情報を理解しておくことが大切です。
例えば、2019年以降、固定買取価格制度が開始されてから10年が経過するため、制度で決められた価格では売電できません。しかし、電力会社のサービスを活用すれば売電することは可能です。
さらに、太陽光発電システムと蓄電池を使用し、自家消費することが推奨されてはいますが、蓄電池を設置することは義務ではないことも理解しておきましょう。
重要な内容は説明しない
蓄電池の設置に関して、メリットやデメリットといった大切な内容は説明せず、購入者がお得だと感じるようなサービスのみを説明する業者にも注意しましょう。
「モニター価格で安くなる」、「設置工事が無料」「キャンペーン価格で販売できる」などと謳い、見積もりの内容を詳細に提示しないことがあります。
割引額を大きくして合計金額がお得だと見せかけるケースもありますが、実際に蓄電池を設置する際に平均的な相場よりも高額になる場合があるため注意しましょう。
また、期間限定のキャンペーンやサービスをアピールして購入者の判断力を鈍らせ、契約を迫ることもあります。
訪問販売業者から提示される見積もり金額が適正なのかどうかをチェックするために、その場で契約はせず、他の業者から見積もりを取って比較することが重要です。
なお、訪問販売業者の契約を断れず契約をしてしまった場合、クーリングオフを利用できる可能性が高いため、契約を解除する方法も有効だといえます。
悪質な訪問販売業者ばかりではない
蓄電池の訪問販売業者は、悪質な業者のみではありません。しかし、なかには悪質な業者が紛れ込んでいることも事実です。また、「訪問販売=詐欺」ではないものの、営業スタッフが訪問販売で営業活動する際の人件費や、売上に応じて高額なインセンティブが支払われなければ人材を確保できないことなどから、人件費が商品価格に上乗せされるケースは少なくありません。そのため、蓄電池の設置相場よりも割高になることが多いです。
ネットで見積もりを依頼できる業者の特徴
ネットで見積もりを依頼できる業者を利用することには、様々なメリットがあります。そこで、ネットで見積もりを依頼できる業者の特徴や魅力を見ていきましょう。
人件費がかからないのでお得
ネットで見積もりを依頼できる業者はホームページで集客しているため、訪問販売業者と比較すると、営業活動にかかる人件費を削減できます。そのため、適正価格なことはもちろん、訪問販売業者よりもお得な価格で蓄電池を設置できることが特徴です。
冷静に判断できる
ネットで見積もりできる業者の場合は、商品価格がネット上に掲載されています。また、ネットで見積りを依頼できるため手軽であり、見積もりを基に家族で話し合えるため、購入するかどうか冷静に判断できることがメリットです。
蓄電池の優良販売業者の特徴
優良業者の特徴は、販売実績が豊富であることや、会社の運営歴が長いこと、キャンペーンや割引サービスだけをアピールせず適正価格を表示していることなどが挙げられます。また、様々なメーカーの商品を扱っているいるかどうかも確認しましょう。
現地調査で最終チェック
ネットで見積もりの申し込みができる業者を利用する場合でも、ネットの見積もりだけではなく、現地調査をしてもらう方法が有効です。プロが現地調査をした際に、住宅に適した蓄電池や適した設置方法を提案してもらえるため、現地調査も合わせて依頼しましょう。
蓄電池はネットで見積もりできる業者に依頼しよう
蓄電池の訪問販売業者は増えていますが、蓄電池に関する知識がないと、悪質な訪問販売業者なのか優良な業者なのか判断できません。また、提案される蓄電池がライフスタイルに適している商品なのかどうかを判断するのも難しいものです。
そのため、訪問販売業者よりもネットで見積もりを依頼し、家族で話し合って蓄電池を選びましょう。