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ソーラーカーポートと蓄電池は一緒に使うべき?設置費用やメリットとは
ソーラーカーポートとは、カーポートにソーラーパネルを設置したものです。ソーラーカーポートの設置に加え、より活用するために蓄電池の併用も検討している方も多いのではないでしょうか。
ソーラーカーポートに蓄電池も併用することによってどのようなメリットを得られるのか、気になる方も多いでしょう。
そこで、ソーラーカーポートと蓄電池を併用することにメリットはあるのか、また、それぞれの導入費用や設置工事に関して紹介します。
ソーラーカーポートのメリット
ソーラーカーポートは屋根にソーラーパネルを設置するため、カーポートの下の部分を使用しないことが特徴です。そのため、設置場所を取らずに導入できます。
また、住宅の屋根にソーラーパネルを導入している家庭であれば、ソーラーカーポートでより多くの電気を生成できるため、現在使用しているソーラーパネルのみでは発電量が十分だと感じる場合にも最適です。
さらに、カーポートに蓄電池を導入することによって、電気エネルギーを電力会社に売ったり自家消費したりできます。
近年では、ソーラーカーポートの導入をきっかけに電気自動車に乗り換える方も少なくありません。ソーラーカーポートに充電する装置も設置すれば、ソーラーパネルで生成した電気を車に充電することも可能です。外で充電する機会が少なくなるため、充電にかかる費用を節約できるでしょう。
ソーラーカーポートの設置にかかる時間
ソーラーカーポートを導入する場合、工事にはどの程度の期間がかかるのか、費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
ソーラーカーポートを導入する場合、工事にかかる期間はおよそ4日です。
1日目に基礎工事を行い、カーポートの土台を組み立てたり掘り起こした土を処分したりします。2日目にコンクリートを流し、そこから1週間程度をあけて3日目に電気工事やソーラーパネルを設置が行われます。4日目は、予備日としてスケジュールを確保しておくことが一般的です。
ただし、ソーラーカーポートや蓄電池を導入する住宅の状況によっては工事期間が4日以上かかる場合もあるため、見積りを取る際に相談しましょう。
ソーラーカーポートを導入する際にかかる費用
ソーラーカーポートを導入する場合、どの程度の費用がかかるのかを紹介します。なお、ソーラーカーポートは、何台分のものなのかによって費用相場が異なることが特徴です。
2台用ソーラーカーポート:3.7~7.3KW/180~240万円
3台用ソーラーカーポート:6.1~9.2KW/250~300万円
4台用ソーラーカーポート:9.2~12.8KW/300~380万円
さらに、ソーラーカーポートを設置するためにかかる費用は、ソーラーカーポートの設置場所によって異なります。あくまでも参考程度にして、正確な数字は見積もりで確認することが大切です。
ソーラーカーポートと蓄電池は併用するべきなのか
ソーラーカーポートの導入だけではなく蓄電池の併用を検討している方も多いです。しかし、蓄電池の導入に関してはメリットだけではなくデメリットもあるため、それぞれしっかりと確認しましょう。
蓄電池を導入するメリット
蓄電池は災害時に使えることがメリットです。ソーラーカーポートと蓄電池を併用することによって、災害で停電が起こった際に電気を使用できます。日本は、台風や地震といった災害が原因で電気が使用できなくなるケースも少なくありません。また、停電が長期化することも多く、災害が起こっても安心して生活するために蓄電池を導入するという方も多いです。
さらに、電気料金が高くなる昼の時間帯に、夜間に蓄電池に貯めておいた電気を使用できるため、電気代を抑えたいという場合には大きなメリットを得られる場合があります。
蓄電池を導入するデメリット
住宅用蓄電池の導入費用相場は、100~200万円です。ただし、機能性が高いものについては300万円ほどの費用がかかるでしょう。蓄電池を導入する際には自治体や国の補助金を活用できるケースもありますが、補助金適用外の設備の導入や設置工事費用がかかるため、基本的には100万円以上の出費になるといえます。
また、設置場所が必要なことや正しい場所に設置しなければ早い段階で劣化するという点もデメリットです。蓄電池の寿命はメーカーや製品ごとに異なるため、どの程度の期間使用できる蓄電池なのか、寿命に関してもしっかりとリサーチをしておきましょう。蓄電池は導入費用が高額なため、メリットだけではなくデメリットについてもしっかりと確認することが大切です。
蓄電池の特徴を押さえてソーラーカーポートとの併用を検討しよう
ソーラーカーポートは、太陽光発電システムのサポートとして機能したり、電気自動車の充電ができたりする点が魅力です。しかし、後から蓄電池を設置する場合、どのメーカーの商品でも設置できるわけではないこと、蓄電理にはデメリットもあることも理解しておかなければなりません。
ソーラーカーポートと蓄電池の導入を検討している場合には、専門業者に相談し、最適な機種や導入プランを提案してもらいましょう。