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エコキュートの選び方とは?給湯スタイルについても解説!
エコキュートを購入する際には、どのようにして選べば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
エコキュートは、タンクの形状や容量、使う地域や機能性など様々な項目から選ぶことがポイントです。そこで今回は、エコキュートの選び方や給湯スタイルについて、詳しく解説します。
エコキュートの選び方とは?
エコキュートを選ぶ際には、どの地域で使用するのか、どのタンク容量を選ぶのかといった2つのポイントを押さえることが重要です。
使用する地域によって適したエコキュートを選ぶ
エコキュートは、設置する場所ごとに一般的なエコキュート、寒冷地仕様、塩害地域向けの3種類に分かれます。一般的なエコキュートは、最低気温がマイナス10度の際に90度のお湯を沸かせることと、最低気温がマイナス10度以下にはならない場所で使用できるタイプです。
寒冷地仕様とは、設定されている最低気温が一般タイプよりも低く、マイナス25度以下にならない場所であれば使用できます。
塩害地仕様とは、防腐、防錆加工が施されており、海の近くの潮風が当たる場所で使用できるタイプです。
湯量と家族人数によってタンクのサイズを選ぶ
使う場所からエコキュートの種類を選んだ後は、使用するお湯の量と家族の人数に適したタンクのサイズを確認しましょう。基本的には、使用するお湯の量は家族の人数ごとに違いがあります。
370Lのタンクは4~5人用、460Lのタンクは5~7人用、550Lのタンクは8人以上が目安です。エコキュートを選ぶ際には、現在の家族の人数のみで検討してタンクのサイズを決定しますが、家族構成が変わる可能性もあるため注意しましょう。
来客が多い、家族構成が変わるといった要素のほか、反対に家族の人数が一時的に減る可能性なども加味して検討しなければなりません。例えば、夏休みや年末年始に孫や子供が帰省する場合や、結婚・出産で家族の人数が増える可能性、反対に子供が自立することによって家族の人数が少なくなる可能性もあるでしょう。
エコキュートは、基本的に深夜電力を使ってお湯を沸かして、タンクの内部に貯めて翌日にお湯として使用します。
例えば、基本的に4人家族の場合は370 Lのタンクが目安ですが、夏休みや年末年始に子供達が帰省をして8人になった場合、作ったお湯の量よりも使うお湯の量が多くなり、タンク内部のお湯がなくなってしまう可能性が高いです。1年に1回程度であれば良いですが、頻繁に帰省するのであれば大きめのタンク容量を選ぶ必要があるでしょう。
エコキュートの設置場所でタンクのサイズを選ぶ
エコキュートのタンク容量を選んだら、次にエコキュートを設置する場所を確認します。エコキュートの設置場所に適したタンクの形状を選ばなければなりません。タンクの形状としては、標準タイプ、薄型タイプ、スリムタイプの3種類があります。
標準タイプは四角い形をしており、およそ80cm程度の設置スペースが必要です。戸建住宅に適したタイプだといえるでしょう。
薄型タイプは、一般的なタイプと比較して奥行きが無く、高さがあったり横幅があったりすることが一般的です。薄型であるため、設置する場所が限られている際に適しています。
スリム型は標準タイプと比較して奥行きがなく、高さがあるものが一般的です。エコキュートの設置場所をチェックする際には、設置する作業そのものや修理や点検をするための空間があるかどうか、設置する場所に窓がある場合はタンクによって窓がふさがれないか なども注意して確認しなければなりません。
エコキュート給湯スタイルの選び方について
エコキュートの給湯タイプには、主に3つの種類があります。それぞれの特徴について確認しておきましょう。
フルオートタイプ
フルオートタイプとは、ボタンを押すだけで保温や足し湯、お湯はりや追い焚きといった様々な機能を自動で行えることが特徴です。
多くの機能が付いているため非常に便利なのですが、エコキュート本体価格が高い、入浴剤を使用できないことがあるなどのデメリットがあります。
そのためフルオートタイプを選ぶ際は、事前に調べておくと良いでしょう。
オートタイプ
オートタイプは、ボタンを押すとお湯張りが可能です。フルオートタイプと比べると搭載されている機能の数が少ないものの、導入価格が抑えられることがメリットだといえます。給湯タイプでは物足りない人や、少しでも購入価格を抑えたいという人に最適です。
給湯専用タイプ
給湯専用タイプは、蛇口からお湯を入れるタイプのエコキュートであり、設置に時間や費用がかからないことや、本体価格が抑えられることがメリットです。フルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプの他にも、多機能タイプも販売されています。自分の希望に適した種類のものを選びましょう。
使用用途に合わせたエコキュートの選び方をしよう
エコキュートにはメーカーごとに様々な種類があり、タンクが低いタイプやコンパクトのタイプなどが販売されています。また、使用する地域の特性によっては、寒冷地タイプや塩害耐用タイプを使用しなければなりません。さらに、タンクの形状ごとに特徴が異なるため、設置するスペースや家族構成に適したものを選びましょう。