NEWS新着情報

COLUMN
お役立ちコラム

2022年電気代が高いから蓄電池を導入しよう!

2022.11.16 お役立ちコラム

2022年電気代が高いから蓄電池を導入しよう!
今年の秋は「値上げの秋」などと言われ、食料品など様々なものが値上がりをしています。中でも家計に対して大きなダメージとなっているのが電気料金の値上げです。使用量を抑えていても、今年に入ってから2割以上も電気料金が高くなった家庭もあるようです。政府は電気料金の負担軽減策を実施することを発表していますが、大手電力会社ではそれ以上の値上げを検討しているともされます。

そこでなぜ電気料金が値上がり続けているのか、電気料金について細かく分析し、電気を節約する方法も解説していきましょう。

電気料金が上がり続けている3つの原因

電気料金は、「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の4つの料金で構成されるのが基本です。電気料金が値上がりしているのはこれらの4つの料金が全て関わっています。代表的な3つの要因について見ていきましょう。

燃料費調整額が高騰している

最近、「燃料費調整額」という言葉を耳にすることが多くなった方もいるのではないでしょうか。電気料金の値上げに関して大きな部分を占めているのがこの燃料費調整額です。

燃料費調整額は、燃料の輸入市場における価格変動を電気料金に反映させる仕組みです。そのため下記のような世界的な情勢が、値上げの原因となっているのです。

新型コロナウイルス感染拡大…一時停滞した世界の経済活動が再び活性化したことで、石油や天然ガスの需要が急拡大して価格高騰につながった。

ウクライナ情勢…天然ガス輸出額1位、石油輸出額2位、石炭輸出額3位のロシアによるウクライナ侵攻により、エネルギー関連の輸出入が制限された。

円安…円安が加速したことで輸入価格が高騰し、国内での燃料費高騰につながった。

再生可能エネルギー発電促進賦課金が値上げしている

再生可能エネルギー発電促進賦課金は略して再エネ賦課金と言われ、再生可能エネルギーの普及のために設けられた料金です。太陽光発電などによって発電された再生可能エネルギーを電力会社が買い取るためのコストを、電気料金の一部として消費者に請求しているのです。つまり、再生可能エネルギーが普及するほど単価が高くなっていくと考えられるのです。

これまでの再エネ賦課金の推移は下記のようになっています。

年度 再エネ賦課金単価
2015年度 1.58円
2016年度 2.25円
2017年度 2.64円
2018年度 2.90円
2019年度 2.95円
2020年度 2.98円
2021年度 3.36円
2022年度 3.45円

2022年度は3.45円で、2021年度からは0.09円の値上がりとなっています。数字だけ見ると1円未満の値上がりですが、支払う金額は電気使用量×再エネ賦課金単価で計算されます。例えば月間300kW使用する過程では、月に27円、年間で324円上がることになります。

新電力会社による電気料金も値上げしている

電気料金の安さを武器にしている新電力会社は、市場で電力を購入して契約者の家庭に供給しています。しかしこれまで見てきたように世界的な情勢を背景に、電力の価格自体が値上がりしています。そのため新電力会社では従量料金の値上げや燃料費調整額の上限撤廃なども行っており、大手電力会社よりも高い電気料金を支払っている契約者もいるとされます。

これらのことから新電力会社の魅力の一つである電気料金の安さが薄れ、電気料金全体が値上がりすることになっているのです。

電気料金が高騰する中、電気料金を安くするには

電気料金を構成する「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の4つの要素は、電力会社や国が決めるため消費者が努力しても電気料金を下げることはできません。そのため電気料金を減らすには電気使用量を減らすことが最優先になります。

そのためにできることは、
・待機電力を減らす
・冷蔵庫やエアコンの設定温度を見直す
・省エネ性能の高い電化製品に買い換える
・電気のアンペア数を見直す
・照明のワット数を下げる、
などの方法が考えられます。

また最も効果的と言えるのが蓄電池を導入することです。蓄電池を導入すると電気料金が安くなる理由は、昼間の電力に比べて単価が安い深夜電力が利用できるからです。具体的にどれくらいの料金が下がるのか、中部電力の「スマートライフプラン」を用いて解説していきます。

「スマートライフプラン」の特徴は、デイタイムとナイトタイム、アットホームタイムの電力料金単価が下記のように異なっていることです。

●平日
・デイタイム(10時〜17時)…38.71円/kWh
・アットホームタイム(17時〜22時)…28.52円/kWh
・ナイトタイム(22時〜8時)…16.32円/kWh
●土日祝日
・アットホームタイム(8時〜22時)…28.52円/kWh
・ナイトタイム(22時〜8時)…16.32円/kWh

デイタイムとナイトタイムでは、1kWhの電力量料金単価が12円ほどナイトタイムの方が安くなっています。例えば、1カ月で300 kWhを使用する場合の試算は下記のようになります。

・デイタイム200 kWh:ナイトタイム100 kWh…7,742円+1,632円=9,374円
・デイタイム100 kWh:ナイトタイム200 kWh…3,871円+3,264円=7,135円

蓄電池を使ってナイトタイムの電力を活用することで、試算上ではひと月の電気料金は2,239円程度、1年では2万7,000円程度安くなります。太陽光発電や電気自動車(EV)などと併用することでさらに電気料金を抑えることができます。

蓄電池を導入することで電気料金が安くなるほか、多彩なメリットも

値上がりを続ける電気料金ですが、自分でできることは電気の使用量を減らすことです。また蓄電池を導入することで、使用量を減らすことなく、電気料金を下げることもできます。日中の料金よりも安い深夜の電気を蓄電することができるからです。

蓄電池を導入することでそのほかにも下記のようなメリットがあります。

・電力会社や世界情勢に左右されずに電気を使用することができる
・災害時には非常用電源として使用できる
・補助金で初期費用が安くなるなど

電気を使う利便性がトータルに高くなりますので、ぜひ蓄電池の導入を検討してください。

エコそらくんでは京セラやPanasonic、OMRONなど大手一流メーカー製品を多数取り揃えております。蓄電池と言っても製品によって特徴は様々なので、消費電力量やライフスタイルに合わせた提案をさせていただきます。

取扱い蓄電池についての詳細はこちら

最新記事