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エコキュートを交換するタイミングは?交換費用と製品の選び方

2021.06.25 お役立ちコラム


エコキュートを購入して設置する場合、最低でも30万円以上の費用がかかります。エコキュートの交換には費用がかかるうえに、エコキュートは長期間使用するものでもあるため、「交換(買い替え)に失敗したくない」と感じる方が多いでしょう。
エコキュートの交換に失敗したり無駄に高い費用を支払ったりしないためには、交換のタイミングや家庭に適したエコキュートを選ぶことが大切です。
そこで、エコキュートを交換する際のポイントや費用、選び方について紹介します。

エコキュートを交換すべきタイミング

まずは、エコキュートの交換を検討すべきタイミングについてチェックしておきましょう。

エコキュートを交換すべきタイミングとは

エコキュートのリモコンでエラーコードが出る頻度が高くなる、お湯の設定をしても水が温まらない、エコキュートから異音がするなどのトラブルが起こることがあります。
さらに、エコキュートから水が漏れている、お湯はりができないなどのトラブルが頻発する場合には、エコキュートを交換したほうが良いでしょう。

ヒートポンプユニットの寿命

エコキュートの設備のひとつであるヒートポンプユニットは、10~15年で寿命を迎えます。しかし、誤った使用方法やメンテナンス不足によって、早めに寿命を迎えるケースもあるでしょう。
設置から10年以上経過している場合は、メーカーに交換するためのパーツがないケースもあります。在庫がなければ修理やパーツだけの交換はできないため、早めに対処する必要があるでしょう。
実際に、保証期間が過ぎて劣化しているエコキュートは様々なトラブルが起こる確率が高いです。パーツが故障し、故障のたびに施工業者に修理や交換を依頼していると費用がかさみます。
頻繁にエラーコードが出るようになった場合や、お湯が温まらなくなった場合は、ポンプユニットの寿命を迎えている可能性があるため、エコキュートを交換したほうが良いでしょう。

貯湯タンクが寿命を迎えている

ヒートポンプで生成したお湯を蓄積し保温するための貯湯タンクは、貯湯タンク内部にお湯を貯めるほか、お湯の循環ポンプや電装基板、給湯熱交換器といったパーツが入っていることが特徴です。そのため、ヒートポンプが故障した際にお湯が出ない、お湯はりができないといったトラブルが起こります。
貯湯タンクは、10~15年で寿命を迎えることが一般的です。しかし、ヒートポンプユニットと同じくリモコンでエラー表示が頻発するようになる、お湯が生成できない場合には、エコキュートそのものを買い替えた方が良いでしょう。

エコキュートの交換費用相場

エコキュートが故障した場合、交換するための費用相場は、トラブルが起こっているパーツ毎に異なります。また、エコキュートのパーツを交換すべきか、本体を交換すべきかなやむケースも多いでしょう。そこで、エコキュートそのものではなくパーツを交換する場合の費用相場を紹介します。

パーツの修理や交換

部分的な修理や交換は8,000円~7万円ですが、ヒートポンプユニットを修理する場合には、およそ7~20万円かかります。例えば、経年劣化している配管を交換し、トラブルが起こっている部分のみを修理する場合には、およそ8,000円~7万円の費用がかかります。
無料保証についても確認しよう
無料保証の適用外のパーツに関しては、修理や交換費用が高くなる傾向にあります。エラーが表示されたままになっている場合や、お湯を生成できない場合は、ヒートユニットの修理が必要であり、電子回路といったパーツを交換する場合には15万円ほどの費用がかかるでしょう。

エコキュートを交換する場合の費用相場

パーツを交換するのではなく、エコキュートそのものを交換する際の費用は、工事費と施工費用を込みで20~70万円が相場です。エコキュートの種類や機能性によって違いがありますが、基本的には安くて30万円、高くて50万円ほどの費用がかかります。
大容量550L以上のフルオートタイプに買い替える場合や、電気温水器やガス給湯器からエコキュートに買い替える場合は、50万円以上の費用がかかるケースもあるでしょう。

エコキュートの交換時の追加費用

エコキュートの交換工事をする場合には、別途料金がかかることもあるため注意しましょう。例えば、フルオートタイプのエコキュートに交換する場合には、配管を増設するための施工費用が加算されます。
また、これまで使用していたエコキュートを撤去する際の費用もかかる場合があるため、合計金額と金額の内訳について、しっかりとチェックすることが大切です。

エコキュートを選ぶ際にチェックしたいポイント

エコキュートの交換を検討している場合、現在使用しているエコキュートと同じ機能性のもので良いのか、異なる機能性のものが良いのか検討する必要があります。
そこで、エコキュートの選び方についても確認しておきましょう。

家族の人数に適したタンク容量

エコキュートに買い替える場合、どの程度の容量が家族に適しているのか分からないケースもあるでしょう。そこで、家族の人数ごとにおすすめの容量を紹介します。
2~4人世帯:180~370L
3~5人世帯:370~460L
4~7人世帯:460~560L
エコキュートを買い替える場合や、電気温水器をエコキュートに交換する場合に、現在の容量で問題がなければ同じ容量の製品で良いといえます。
しかし、現在の容量でお湯が足りないと感じる場合には、大容量のエコキュートに買い替えることを検討しましょう。

有料の延長保証も利用しよう

エコキュートの保証は、無料保証のほかに有料で追加できる延長保証もあります。エコキュートそのものの無料保証は、多くの場合最大2年程度です。ただし、貯湯タンクと熱交換器や圧縮機以外のパーツが保証されます。貯湯タンクについては、全てのメーカーで無料保証が5年です。
エコキュートは無料で利用できる保証のほかに、有料で追加加入できる延長保証があり、5年・8年・10年から選べることが一般的です。エコキュートはおよそ10~15年で交換のタイミングを迎え、10年を超えると故障するパーツも増えます。エコキュートの延長保証に加入しておけば、急にトラブルが起こっても無料で修理をしてもらえるため安心感があるでしょう。

エコキュートの補助金制度を確認する

国のエコキュート補助金制度は終了しているものの、住んでいる地域の自治体によっては、エコキュートの補助金が受け取れることがあります。補助金をもらうための条件に関しては自治体ごとに異なり、買い替えれば受給できたり、太陽光発電システムも同時に導入した場合に受給できたりと様々です。
住んでいる地域でエコキュート補助金があるかどうかは、自治体のウェブサイトをチェックするか、直接問い合わせをしてみましょう。

エコキュートの施工費用を抑える方法

可能な限り費用をかけずにエコキュートを買い替えるためには、施工業者選びが重要です。さらに、見積もりを依頼して、内訳をしっかり確認しましょう。
また、追加費用がかかる可能性についても確認する必要があります。ほかにも、施工業者のアフターサービスに関してもしっかりとチェックしましょう。

エコキュート設置から10年経っているなら交換を検討しよう

エコキュートは、10~15年で寿命を迎えます。10年近く使用しているエコキュートは、本体そのものを買い替えた方が安心して使用でき、修理やパーツの交換・メンテナンス費用も抑えられる可能性が高いです。
エコキュートを導入してから10年以上経っている場合には、パーツではなく本体の買い替えを検討しましょう。

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