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エコキュートの修理が必要なトラブルとは?修理不要なケースもチェック

2021.03.09 お役立ちコラム


エコキュートを導入し、まだ数年しか使っていないにも関わらずエラーを頻発する、お湯が出ないといったトラブルが起こり対処法に悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、エコキュートの修理が必要だと思うようなトラブルでも、実際には故障ではなく修理が必要ないケースが多いです。そこで、エコキュートを使っている際に起こりやすいトラブルや、修理に関する費用相場を紹介します。

エコキュートの故障だと勘違いしやすいトラブル

エコキュートにトラブルが起こっても、修理が必要ないケースがあります。エコキュートのトラブルとしては、お湯が出なくなる、エラーを頻発する、水漏れするなど症状も様々です。そこで、エコキュートに起こりやすい、修理不要のトラブルについて詳しく解説します。

配管が凍結してお湯が出なくなる

エコキュートは電気を使ってお湯を生成する機械のため、お湯が出なくなると日常生活に支障をきたす場合があります。
エコキュートは、一般的に自宅の外に置くものです。そのため、寒い季節には配管が凍ってお湯が出ないといったトラブルが起こることが少なくありません。ただし、凍結してお湯が出なくなる場合、故障ではないため、外気の温度が上昇して氷が溶ければお湯は出ます。

給油タンクから水漏れしている

エコキュートは貯湯タンクにお湯をためておける設備です。貯湯タンクが満水になると水漏れを起こすケースがありますが、貯湯レタンクのなかのお湯の温度が上がって容量が膨張した際に起こるものであり、故障ではありません。

ヒートポンプユニットが水漏れしている

ヒートポンプユニットは、空気熱交換器が低温になった際に外気との温度差によって結露します。結露の水がヒートポンプユニットの下から流れることによって、水漏れしているように見える場合があるのです。結露の水が排水されているだけであれば、故障ではありません。

エコキュートの修理が必要なトラブル

エコキュートの修理が必要な可能性や、注意しなければならないトラブルを紹介します。

配管から水漏れしている

配管から水漏れしている場合には、故障している可能性が高いため注意しましょう。配管の穴や傷が確認できる場合には、専門の業者に連絡をしてすぐに修理してもらわなければなりません。配管から水漏れしている場合には、修理を依頼するのと同時に止水栓を止めることも大切です。

水漏れしているが故障箇所がわからない場合

エコキュートは、台所やバスルームなどを配線でつなぎ、お湯を供給しています。そのため、目視では確認できない配管に水漏れが起こる場合があるため注意が必要です。通常通りにお湯を使用していて、いつもより水道料金が高額になったという場合には、目視で確認できない場所でトラブルが起こってる場合があるため業者に点検を依頼しましょう。

エラー表示を頻発する

エコキュートのモニターやリモコンでエラー表示が頻繁に出る場合、故障している可能性が高いです。エラー表示の内容やどのように表示されるのかについてはメーカーごとに違いがあるため、取扱説明書を確認しましょう。

エコキュートが故障した際の対応方法

エコキュートにトラブルが起こった場合、どのような症状なのか、そもそも故障しているのかどうかによって対応方法は異なります。そこで、故障が疑われる場合の対応方法についてチェックしておきましょう。
1.モニターにエラーが表示されている場合にはエラーコードをチェックし、どこが故障しているのかを明確にする
2.エラーで表示された場所の故障が目視で確認できず、故障個所を判断できない場合には、エコキュートをリセット
3.エコキュートリセットしても症状が改善されない場合には、設置業者やメーカーに問い合わせをする
水漏れやエラー表示など故障が疑われる場合でも、エコキュートをリセットすると症状が改善するケースも多いです。原因が特定できない場合、一回エコキュートリセットしてリセットする方法も方法が有効です。ただし、エコキュートをリセットしても故障をしている箇所を根本的に修理できるわけではありません。リセットしても何回もエラー表示が出る場合や、トラブルが解決しないときには業者やメーカーに連絡をして修理をする必要があります。
故障している場所や原因が分からないと、どのように対応すれば良いのかも決められないため、エコキュートにトラブルが起こって故障しているのか、それとも凍結や結露水が原因であり故障ではないのかを判断できると良いでしょう。

エコキュートが故障した場合にかかる修理費用

エコキュートが故障している場合、修理にどの程度の費用がかかるのかどうかは、故障内容によって大きく異なります。配線が故障している場合とエコキュートの部品が故障している場合を比較すると、費用には大きな違いがあるのです。そのため、エコキュートの故障している箇所や交換しなければならない部品を確認しましょう。

修理にかかる時間によって異なる修理費用

エコキュートを修理するのに一定の時間がかかる場合には修理費用が高額になり、修理の工程が簡単な場合には費用を抑えられます。例えば、エコキュートに設置しているパイプが詰まって故障した際の費用は、平均して8,000円ほどです。
一方、エコキュートの内部にある基盤やリモコンが故障しており、修理しなければならない場合およそ10万円ほどの費用がかかります。

交換パーツの種類によって異なる修理費用

内部の部品が複数故障しており交換しなければならない場合、10~30万円ほどの修理費用がかかるケースもあるでしょう。故障範囲が広く修理できない場合には、エコキュートそのものを設置業者が持ち帰り、修理を行う場合もあります。
さらに、修理が必要な箇所によってはブレーカーを取り外す、水道を止めるなどの作業を行わなければならず、時間がかかるうえに費用も高額になることも珍しくありません。修理を行う際にエコキュートを取り外さなければならない場合、修理が完了するまでお湯が使えなくなるため、あらかじめ準備をしておく必要があります。設置業者に修理を依頼する際には、修理の内容について詳細を確認しておきましょう。

エコキュートの買い替えが必要な場合もある

エコキュートが故障した場合、修理をするという以外に買い替えを検討するという方法もあります。例えば、9年程度使用しており故障した場合には、経年劣化し寿命を迎えていた可能性が高いです。修理をしてもすぐに別のが故障したりトラブルを起こしたりする場合があるため、8~9年ほど使用しているのであれば修理を依頼するのではなく、エコキュートの買い替えを検討したほうがトータルの出費を抑えられる場合があります。
近年発売されるエコキュートは、機能性が非常に価格高いことが魅力です。エコキュート買い替えの際には、インターネットで検索するだけではなくエコキュートを扱う販売設置業者に相談しましょう。現在設置しているエコキュートと同じメーカーのものに拘らずに、最新の機器をチェックし、設置場所の変更も検討しましょう。

エコキュートの修理が必要な場合は業者に相談しよう

エコキュートは、必ず使用できなくなる時がやってきます。エコキュートは10~15年で寿命を迎えるため、長時間使用している場合には修理をせず買い換えなければなりません。しかし、まだ数年しか使用しておらず寿命を迎えるには早すぎるという場合には、故障していると思われる箇所をしっかり確認することが大切です。エコキュートに発生したトラブルの原因が分からない場合や対処法に不安がある場合には、専門業者に修理を依頼しましょう。

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