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ポータブル蓄電池とは?人気の理由やデメリットを解説!

2022.11.23 お役立ちコラム

ポータブル蓄電池

蓄電池には家庭用や事業用など用途に合わせてさまざまなタイプがありますが、持ち運びができるなど手軽に利用できるのがポータブル蓄電池です。非常用などとして用いられることが多かったポータブル蓄電池ですが、最近はキャンプやアウトドアなどのシーンでも活躍しています。

そこで今回のコラムでは、ポータブル蓄電池に焦点を当て、人気となっている理由はもちろん、デメリットなども解説していきます。

ポータブル蓄電池とは?

蓄電池には大きく分けて定置型とポータブル型の2つのタイプがあります。それぞれの特徴について解説していきます。

定置型蓄電池

蓄電池と聞いてイメージしやすいのがこの定置型タイプでしょう。屋外や屋内に設置し、電気を蓄電および供給することができます。

壁掛けタイプなどもありますが、大型の蓄電池は基礎工事などが必要になることもあります。また太陽光発電などと連携をさせる場合、設置工事はさらに大規模になります。配線工事を行うため、設置場所を容易に変更することができないのも特徴です。

ポータブル型蓄電池

ポータブルという名称の通り、目的に合わせて手軽に持ち運びができるタイプの蓄電池です。設置工事が必要ないため、商品が届いた日からどこででも使用することができます。

定置型と比べるとコンパクトサイズで、容量も少ないのが一般的です。容量は〜500Wh程度、重さは3kg〜50kg程度、サイズは一辺が50cm前後という製品が多く、使用場所や用途に合わせて選ぶことができます。

ポータブル蓄電池が人気を獲得している理由とは?

前述したポータブル蓄電池の特徴を踏まえて、人気を獲得している4つの理由について解説していきます。

導入コストがかからない

定置型家庭用蓄電池を導入するには、本体価格以外にも設置工事や配線工事などが必要になりますが、ポータブル蓄電池は工事の必要がありません。そのため本体価格だけで導入することができ、初期費用を抑えることができます。もちろん本体価格も、定置型家庭用蓄電池に比べると安価になっています。

使用する場所を選ばない

定置型とは異なり、コンパクトサイズで重量も軽く、持ち運びできるのがポータブル蓄電池の大きな特徴です。また設置工事をする必要がないため、蓄電池を必要とする隣の部屋に移動して使うこともできます。もちろん屋外にも持ち出すことができるため、キャンプやバーベキュー、そのほかのレジャーなどにも持っていくことができます。

非常用電源として使用することができる

数多くの電化製品を使用する現代では、停電が発生すると普段と同様の生活ができなくなります。しかし、ポータブル蓄電池があれば非常用電源として使用することが可能になります。容量に制限はありますが、電化製品を使用することができるため、災害時に不便な生活を強いられることもありません。

電気料金を安くすることができる

蓄電池のメリットは、単価の安い深夜の電力を用いることで電気料金が安くなることです。ポータブル型蓄電池でも同様に深夜の電力を蓄電し、日中に使用することで電気料金を安くすることができます。定置型に比べて導入コストが低いため、費用の回収も短期間で可能です。

ポータブル蓄電池のデメリットとは?

一方、ポータブル蓄電池を導入することに対してデメリットもあります。今回は次の4つについて解説していきます。

容量が小さい

最近では容量の大きなポータブル蓄電池も数多く市販されるようになっていますが、それでもエアコンなどの大型家電に対して余裕を持って電力供給できるほどではありません。非常時に使用できるとしても数時間程度であり、停電が長時間続くような事態での使用には限界があります。

充電切れになる可能性がある

持ち運びできるのがポータブル蓄電池のメリットの一つですが、充電した電気もいつか使い切ってしまうことになります。つまり、屋外に持ち出した際に電気を使い切ってしまうと、それ以上は使用することができなくなるということです。そのため屋外で長時間使用する場合は、持ち運びできるソーラーパネルなどと組み合わせるといった対策をとる必要があります。

浸水に弱い

ポータブル蓄電池は災害時に非常用電源として使用できるのが特徴ですが、市販されているほとんどの製品は防水加工がされていません。そのためポータブル蓄電池自体が浸水などの被害に遭ってしまうと、非常用電源として使用できなくなってしまいます。

充電に時間がかかる

定置型蓄電池には自動的に蓄電をコントロールする機能がありますが、ポータブル蓄電池の場合はそうした機能は搭載されていない製品がほとんどです。充電し忘れていたり、充電したつもりができていなかったというケースもあり、その場合は蓄電池が使用できないといったことになります。また充電に時間がかかるため、使用する日時に合わせて事前に充電しておかないと使用することはできません。

ポータブル蓄電池は目的や使用場所に合わせて

定置型家庭用蓄電池は、各家庭の電気を賄うことを目的に開発されています。それに対して、ポータブル蓄電池は使用目的がさまざまで、製品の性能も多種多様です。そのため目的や使用場所に合わせて、容量やサイズ、性能などを選ぶことが必要です。

また屋外で使用する場合、コンセントからだけではなく、車のシガーソケットからも充電できる、ソーラー発電に対応している、といったポータブル蓄電池が便利です。

ポータブル蓄電池を生活の中にうまく取り入れれば、電気の有効活用ができます。ぜひポータブル蓄電池の購入を検討してください。

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