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ニチコントライブリッドT3の特徴と魅力を解説トライブリッドがおすすめの理由とは

2022.03.30 お役立ちコラム

2022年1月に、ニチコントライブリッドT3の販売が開始されました。ニチコントライブリッドT3とは、太陽光発電でつくった電気を電気自動車や自宅へ給電し、自家消費することが可能となる新しい蓄電システムです。今回の記事では、ニチコンのハイブリッドモデルであるトライブリッドT3の特徴を詳しく解説します。

蓄電池や電気自動車普及の流れ

2020年10月に宣言されて注目を集めた「2050年カーボンニュートラル宣言」と、その達成を目標として閣議決定された「グリーン成⾧戦略」によって、蓄電池の活用や電気自動車の利用拡大が、国レベルで進められるようになりました。
2021年に行われた国の有識者検討会においては、2030年までに新築戸建ての60%に太陽光発電システムを設置するという目標も発表されました。これにより、太陽光発電システムの普及はさらに拡大していくでしょう。
さらに資源エネルギー庁からは、蓄電池の普及台数を2025年までに27万台に、2030年時点では35万台にすることを目標にする旨の発表がされました。これを契機として、今後蓄電池の価格帯が設置しやすい水準まで下がったり、リース、TPO、PPAなど複数の購入方法から選べるようになったりする可能性が高いです。
また、電気自動車は世界的に普及が拡大しており、日本全体で2035年、東京都では2030年までにガソリン車が全面禁止される予定(HVを除く)です。そのため、今後は電気自動車が更に普及していくでしょう。

トライブリッドのメリット

住宅用の売電価格(電力買取単価)は、2021年には19円/kWhだったものが、2022年は17円/kWhに下がっており、今後も下がっていくと予想されます。そのため、これから太陽光発電システムを設置する場合には、売電をするよりも自家消費する方がおすすめです。
また、ガソリン車から電気自動車に変更して、蓄電にトライブリッドを使えば、買い物や通勤に使う電気を太陽光発電のみでカバーすることができます。そうすることで。たとえば1年間でガソリン代が14万円(電気代に換算すると2万円)かかっていたとすれば、太陽光発電を活用することで実質0円に節約することが可能となります。

ニチコントライブリッドT3の主な特徴6つ

ここからは、ニチコントライブリッドT3の具体的な特徴について、詳しくご紹介します。

停電時にもエアコンやIHを使える

ニチコントライブリッドT3は、高出力を実現した蓄電システムです。具体的に言うと、系統との連系出力は5.9kW、自立出力の場合は最大5.9kVAまでの出力が可能です。また、全負荷200Vが標準搭載されているため、万が一災害などで停電が発生しても、蓄電しておいた電気でエアコンやIHなどの200V機器を使用することができます。災害などで電力供給が難しい場合でも家全体に電気を供給できるということで、もしもの備えとして非常におすすめです。

容量やユニットのバリエーションが豊富

容量のバリエーションが自由に選べるというのも、ニチコントライブリッドT3の大きな魅力です。最小4.9kWhから、最大で14.9kWhまで、ご家庭での使用量に合わせて幅広い容量の選択肢があります。また、これらの容量はすべて4.9kWhと7.4kWhの2種類の蓄電池の組み合わせで実現していますそのため、たとえば最初は4.9kWhで導入し、後から7.4kWhを増設して12.3kWhにするなど、需要に合わせて柔軟な対応が可能です。蓄電池システムは導入費用が1つのネックとなる場合もあるので、このような商品展開は非常にありがたいです。

使いやすさにこだわったV2Hポッド

ニチコントライブリッドT3のV2Hポッドは、使いやすさにこだわった仕様になっています。充放電コネクタを左右に挿して自由な方向にコードを伸ばすことができるため、電気自動車の構造や車種を問わず、最適な場所に設置することができます。また、電気自動車への給電も、系統電力を使うだけでなく、太陽光発電や蓄電池から倍速で行うことも可能なので、今後電気自動車の電池が大容量化することを考えると安心です。
さらに、普段は料金が安い夜間の電力を電気自動車へ充電し、日中は電気自動車のバッテリーに溜めておいた電気を給電することで、電気代を節約しながら使用することができます。また、停電時にはバックアップ電源として家庭に給電することもできます。

操作性が良いカラー液晶タッチパネルリモコン搭載

トライブリッドT3には、タッチパネル方式を採用した、5インチのカラー液晶の室内リモコンが標準搭載されています。太陽光発電量、蓄電池や電気自動車への充放電を確認しやすく、過去の発電・蓄電実績やメンテナンスの状態なども、カラー画面ですぐに確認することができます。発電、蓄電、売電の状況はグラフで表示され、日・月・年単位で切り替えることで、それぞれの期間ごとの変動を確認できます。また、インターネットにつなぐことで、運転状況の通知・メンテナンスなどが可能となり、24時間体制でシステムを安全に保つことができます。

長期無償保証がついていて安心

蓄電システムを導入するにあたって気になるのは、使用中の故障や不具合などの発生です。ニチコントライブリッドT3であれば、充放電コネクタとケーブルは10年間、リモコンは5年の無償保証が付いており、V2Hスタンド・V2Hポッド・パワコンの場合は15年間という長期の無償保証が付いているので、先々に万一のことがあった際の心配をせずに使用することができます。

電気を効率良くコントロールするパワコン

トライブリッドT3のパワコンは、蓄電池、太陽光発電、電気自動車という3つの内蔵電池をまとめて制御し、それぞれの充放電動作を効率良く行うことが可能です。通常時の5.9kWという大出力はもちろんとして、停電時も5.9kVA(蓄電池のみは5.0/4.0kVA)の出力が可能で、万一の災害発生時にも安心です。それに加えて、太陽光は8.8kW/4入力を搭載しているため、短時間での充電を実現しています。

ニチコントライブリッドT3を活用して電気を自家消費しよう

ニチコントライブリッドT3を導入することで、蓄電池・太陽光発電・電気自動車の電気をまとめて管理し、自宅を含めた一連の場所でのスムーズな充電・給電を実現できます。ライフスタイルに合わせて蓄電池ユニットのサイズを選べるため、まずは少ない容量からお試しで始めてみるのもおすすめです。
今後の蓄電池や電気自動車の普及、太陽光発電の需要増加を考えると、ニチコントライブリッドT3は非常に魅力的な蓄電システムです。今回の記事を参考に、ぜひ導入を検討してみてください。

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