NEWS新着情報

COLUMN
お役立ちコラム

村田製作所の蓄電池の特徴4つ!使用できる運転モードは?

2022.03.15 お役立ちコラム


村田製作所は、セラミックスをメインに電子部品の開発や販売をしているメーカーです。長年の製品開発やそれに伴う技術力には定評があり、ソフトウェアで業界全体を支え、日本だけではなく世界中で評価されています。そんな村田製作所が家庭用蓄電池を開発したことは、多くの注目を集めました。今回の記事では、村田製作所の家庭用蓄電池の特徴や、どのような機能があるのかについて詳しくご紹介します。

村田製作所の家庭用蓄電池とは

村田製作所は、電気を溜めたり雑音を取り除いたりするために使われるコンデンサーなどの電子部品を主に作る会社です。電子部品メーカーの中では、京セラなどと並びトップクラスの売り上げを誇っています。
村田製作所が発表した家庭用蓄電池は、オリジナルの電源にソニーエナジーデバイスのバッテリーを組み合わせていることが特徴で、2018年に開発されてから電気の自家消費に多く活用されています。

村田製作所のAll-in-One蓄電池システムの特徴


型式:MPR01S5535MR 

村田製作所のAll-in-One蓄電池システムにはどのような特徴があるのか、主な4つの特徴と導入するメリットをご紹介します。

寿命が長く安全性が高い

村田製作所のAll-in-One蓄電池システムは、品質が高い自社製のリチウムイオン電池を採用しており、長期間安全に使えることが特徴です。さらに、停電が起こった際には自立運転に自動で切り替わるため、万が一の災害時でもスムーズに電気を使用できます。
また、蓄電池の中には発火するリスクを伴うものがありますが、村田製作所の蓄電池はリチウムイオン電池の中でも発火リスクの非常に低い「リン酸鉄リチウムイオン電池」を使用しているため、万が一のケースでも安心して使用することができます。
それに加えて、蓄電池の寿命を示すサイクル回数に着目すると、一般的な家庭用蓄電池が6000〜8000サイクルなのに比べ、All-in-One蓄電池システムは10,000〜14,000回と、約2倍の回数を実現しています。そのため、一般的なものよりも長期間使用することができ、ランニングコストの面でも優れていると言えます。

11.6kwhまで増設できる

All-in-One蓄電池システムは、後から蓄電容量を増やせることが特徴です。大容量の蓄電池を購入する場合、導入費用が高くなるため、容量が少ない物を導入しようと考える方もいるでしょう。しかし、導入した後になってもっと電力が必要だと判明した場合、せっかく導入した蓄電池であっても、買い替える必要が生じます。
その点、All-in-One蓄電池システムの場合は、導入の時点では容量の少ないものから試し、後から必要に応じて容量を増やすということが可能です。1台の容量は2.3kwhですが、容量3.5kWhのHVDC蓄電池ユニットを増設することによって最大5.8kwhまで増やせます。
また、室内リモコン1台に対してAll-in-One蓄電池システムは2台、All-in-One蓄電池システム1台に対してHVDC蓄電池ユニットは2台まで増設できます。そのため、All-in-One蓄電池システムとHVDC蓄電池ユニットを上手に組み合わせれば、最大11.6kwhまで拡張が可能です。単身世帯や家族の人数が多い家庭など、生活スタイルや電気を使う量に合わせて対応できます。

15年間の保証が付いている

All-in-One蓄電池システムは、15年の保証が付いています。他の蓄電池メーカーの場合、保証期間は10年間のところが多く、15年間という長期保証が付いているのは、村田製作所の蓄電池を選ぶ際のメリットの1つです。また、使用していて容量が60%以下になった場合は、機械を交換してもらうことができます。蓄電池は経年劣化することで充電可能な容量が減るため、15年間は保証によって一定の容量を維持できるというのは、非常に安心できるポイントです。

自動で蓄電池に充電できる

村田製作所の家庭用蓄電池は、天気予報をもとに自動で蓄電池に充電する機能があります。衛星から気象情報を受信し、災害が起こった際に電気が不足しないよう自動で蓄電池に充電します。警報を受信した場合は蓄電池の運転モードを問わず充電するモードに自動で切り替わるため、台風や大雪、大雨などの災害対策にも役立ちます。

村田製作所の家庭用蓄電池で選べる運転モード

村田製作所の家庭用蓄電池には、4つの運転モードが搭載されています。それぞれのモードの特徴をチェックしておき、導入した際に活用できるかどうか検討しましょう。

自動運転コース

自動運転コースは、気象情報や電気プランの時間帯別の料金などを踏まえて、最も経済的にメリットがある方法を自動で選択し、充電と放電を行います。

自家消費優先コース

自家消費優先コースは、太陽光発電システムで作った電気を自家(家庭内)での使用に優先的に使用し、余った場合は蓄電池に充電、それでも余った場合には売電を行います。発電した電気を充電することを優先したい場合におすすめのコースです。

夜間充電優先コース

夜間充電優先コースは、電気料金が安い夜間に充電して夜以外の時間帯の電気料金が高い時には放電します。その際、太陽光発電で作った電気が余った場合は、充電せずに自動で売電します。発電した電気を効率的に運用したい場合におすすめのコースです。

備蓄優先コース

備蓄優先コースは、太陽光システムで発電した電力を優先的に充電し、電気が余った場合には家庭内消費にシフト、それでも余った場合に売電します。そのため、基本的には常に充電電力が維持される状態となります。万一の災害時にも安心したい場合におすすめのコースです。

村田製作所の蓄電池は電気使用量や使い方に合わせられる

村田製作所の蓄電池には、さまざまなメリットがあります。他社製品に比べて安全性が高く寿命も長いことに加え、15年という手厚い保証も付いています。また、さまざまな運転モードが設定できるため、それぞれの用途や好みに応じて充電放電のバランスを変更することが可能です。
蓄電池の導入を考えている方は、ぜひ村田製作所のAll-in-One蓄電池の導入も検討してみてください。

村田製作所の蓄電池一覧

最新記事