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蓄電池の導入を検討しており、大手メーカー京セラの蓄電池が気になっているという人もいるでしょう。京セラの蓄電池にはどのような特徴があるのか、また、京セラの蓄電池の種類を紹介します。
人気の蓄電池をチェックし、どの商品が家庭に適しているのかを見極めましょう。

京セラの蓄電池の特徴とは

京セラは、住宅用太陽光発電システムの先駆けともいえるメーカーです。住宅用太陽光発電システムの国内シェアはシャープに次いで2位、太陽光発電システムの使用期間に関しては1位を誇ります。
また、京セラの太陽電池モジュールは世界で認定されており、長期連続試験認証を世界で初めて取得しました。さらに、世界の第三者機関の信頼性調査では全の項目で「トップ・パフォーマー」に認定されています。
蓄電池に関しても京セラの開発力は高く、世界で初のクレイ型蓄電池の開発にも成功しました。クレイ型蓄電池は寿命が長く、安全性が高いものの導入コストを抑えられることが特徴です。
次に、京セラの蓄電池のなかで特に注目したい商品について紹介します。各商品をチェックし、使用用途や欲しい機能に適した商品を導入しましょう。

京セラの蓄電池①マルチDCリンクタイプ

マルチDCリンクタイプの特徴と魅力、確認しておくべきポイントを紹介します。

設置場所に困らない

京セラの蓄電池マルチDCリンクタイプはハイブリッドタイプのため、多くの電気を自家消費できます。太陽光発電システムのパワーコンディショナーからマルチDCリンクタイプと併用できるパワーコンディショナーに変更するため、パワーコンディショナーは1台のみで良いことから、設置スペースを要さないこともメリットです。
マルチDCリンクタイプは、蓄電池とパワーコンディショナーがそれぞれコンパクトで軽量なことが魅力です。蓄電池はおよそ50kg、パワーコンディショナを30kgであり軽量なため、導入の際にクレーンを使用する必要がありません。そのため、工事代を抑えられるほか、都心部にある狭い地域にも設置できます。
また、マルチDCリンクタイプは屋内タイプで、奥行きがおよそ10cmと非常に小さいため設置スペースを選びません。

AI制御機能搭載

京セラの「ナビフィッツ」と呼ばれるAI・HEMSと同時に導入すると、日常生活に関するデータ、天候などをAIが記録したうえで適切な充電や放電を行えます。AI・HEMSを使用するための月額料金は無料であり、メリットが多いといえるでしょう。

注意点もある

マルチDCリンクタイプは、パワーコンディショナー以外にDC/DCコンバータという設備を導入しなければなりません。マルチDCリンクタイプのようなハイブリッドタイプの蓄電池に対して必須の設備ではなく、パワーコンディショナーに内蔵されている商品もあります。
そのため、DC/DCコンバータを設置しなければならない点については、設備代や工事代がかかることがデメリットになるでしょう。

京セラの蓄電池②大容量型

大容量タイプの蓄電池の特徴を紹介します。

コンパクトで設置しやすい

京セラの大容量型蓄電池はおよそ奥行きが30cmとコンパクトなため、狭いスペースにも設置できることが魅力です。単機能タイプの蓄電池であり、現在使用している太陽光発電システムの保証も継続して利用できます。
なお、蓄電池の保証期間は10年ですが、自然災害補償がついているので安心です。

最大出力が大きい

京セラの蓄電池は蓄電池の多くは停電時に使用できる電気が1,500Wですが、大容量型蓄電池は2,000Wと大きいため、停電時の備えとして最適です。定負荷タイプの蓄電池であり、あらかじめ決めておいた回路で電気を使用できます。

京セラの蓄電池③小型スタンダードタイプ

小型スタンダードタイプの特徴を紹介します。

最低限の備えをしたい家庭向け商品

ニチコンやシャープの小型スタンダードタイプの蓄電池はいずれも4KW程度ですが、京セラの小型スタンダードタイプの蓄電池は一般的な小型タイプよりも小さい3.2kWhです。
蓄電池は最低限の容量のもので良いという場合や、導入費用を抑えたいという場合に適しているといえるでしょう。

パワーコンディショナー交換不要

小型スタンダードタイプは最低限の備えをしたいという家庭向けの商品です。そのため、使用している太陽光発電システムのパワーコンディショナーを交換するハイブリッドタイプではなく、単機能タイプの蓄電池です。
なお、蓄電池専用のパワーコンディショナーは内蔵されており、設置場所は屋外に限定されます。

開発力と信頼性が高い京セラの蓄電池を導入しよう

京セラは世界でもトップクラスのメーカーであり、太陽光発電システムと蓄電池を開発・販売しています。さまざまな種類の蓄電池があるため、選ぶのが難しい、気になっている蓄電池があるが本当に自分の家庭に適しているのかなど、疑問や不安をいだく人も少なくありません。
蓄電池は安い買い物ではなく、種類によっては設置工事も行う必要があります。そのため、気になる蓄電池がある場合や蓄電池選びに関しては専門業者に相談し、後悔のない買い物をしましょう。