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新築住宅は注意!蓄電池をハウスメーカーに任せる際の注意点

2022.04.09 お役立ちコラム

既存の住宅に太陽光発電や蓄電池を導入する際は専門業者に任せますが、新築住宅はハウスメーカーが窓口となってくれるため任せてしまうことがあります。しかし型番の古い商品が導入されたり、手数料が発生することもあります。

そこで今回のコラムでは、新築住宅に蓄電池を導入する際にハウスメーカーに依頼する際の注意点について解説していきます。

家庭用蓄電池とは?

蓄電池とは、充電して繰り返し使用できる電池のことです。一般的にはバッテリーと呼ばれていますが、家庭用蓄電池は蓄電容量が大きく、電気をためて使うことで電気代を節約するなどのメリットがあります。

家庭用蓄電池には、主に次の2つのタイプがあります。

・系統非連系タイプ…電力会社から購入した電気を蓄電し、使いたい電気機器を直接つないで使用するタイプです。充電はコンセントで行います。

・系統連系タイプ…主に太陽光発電システムで作った電気を蓄電するタイプです。住宅の分電盤を経由して電気系統に連系することから系統連系タイプと言います。

家庭用蓄電池を導入するメリットは主に次の3つが考えられます。

電気代を節約できる…電気をためておくことで、必要なときに使用することができます。例えば、安価な深夜電力を充電し、昼間にその電気を使うなどで電気代を節約することができます。

地球環境にやさしい…電気を無駄にしないため、地球環境にやさしい暮らしが実現します。さらに太陽光発電と組み合わせると、CO2排出の抑制にもなります。

非常時に電気が使える…地震や台風などの自然災害により、停電が起きることがありますが、蓄電をした電気を利用することで非常時でも電気が使えます。

このように、蓄電池は生活を豊かにしてくれるため、新築住宅に導入するケースも増えています。しかしハウスメーカーに任せるにはいくつかの注意点があります。次の項目から見ていきましょう。

蓄電池の導入をハウスメーカーに任せる際のメリットとデメリット

この項目では、蓄電池の導入をハウスメーカーに任せる際のメリットとデメリットについて紹介します。

●蓄電池の導入をハウスメーカーに任せるメリット

新築住宅の建設に合わせて蓄電池の導入をハウスメーカーに依頼することで、次のようなメリットがあります。

・窓口が一つになる

新築住宅の建設を依頼するハウスメーカーに蓄電池の導入を任せることで、住宅オーナーの手間が省けることになります。別々にすると、蓄電池の選定や手配、導入スケジュールの管理などを住宅オーナーが担うことになり、蓄電池に詳しくないと大きな負担になります。ハウスメーカーに任せる場合、それらはすべてハウスメーカーが担当してくれます。

また支払いが一つにまとめられるのもメリットの一つです。蓄電池の購入代金を住宅建設費内にまとめられるため、住宅ローン内で支払うことができます。一方、住宅オーナーが蓄電池を別途購入すると、その分の支払いを購入時点でする必要があります。そのため、家計に残る資金が減少することもあるのです。

・電気設備の配置などが連携される

蓄電池を導入するには、設計の際に設置場所や電線の配線などが決まっている必要があります。そのため、設計を担うハウスメーカーの担当者と蓄電池の搬入業者の連携が取れていないとできないものです。

ハウスメーカーに依頼すると、住宅オーナーを介することなく連携が取れるため、設計から施工までスムーズに進む可能性が高くなります。

●蓄電池の導入をハウスメーカーに任せるデメリット

反対に、蓄電池の導入をハウスメーカーに任せるには次のようなデメリットがあります。

・商品の選択の幅が狭くなる

ハウスメーカーに依頼して蓄電池を導入する場合、事前に用意されているメーカーや製品しか導入できないことがあります。その場合、その商品が最新型ではなく、さらに価格も市販されているものよりも高くなることも考えられます。

またメーカーとの間で手数料が発生したり、中間マージンが発生していることもあります。住宅オーナーはそれらに対する知識も多くないため、知らずに「古くて高いもの」が導入されていることもあるのです。

・施工するのは蓄電池のプロか分からない

ハウスメーカーは住宅建設におけるプロではありますが、蓄電池を設置する実績がどのくらいあるのかは分かりません。中には知識も実績も豊富なスタッフがいる可能性がありますが、公表されないケースの方が多いです。

このように蓄電池に関する実績がハウスメーカーにない、あるいは実績のある人が施工を担当していないケースでは、施工手順や蓄電池の性能など細かな点が気になって問い合わせても、丁寧な回答がこないことが考えられます。

また、実際に住み始めて不具合が出た場合に、対応がメーカー任せになったりと時間も労力もかかってしまう可能性があります。この点もデメリットの一つとなります。

蓄電池の導入をハウスメーカーに任せる際の注意点

これまで蓄電池の導入をハウスメーカーに任せるメリットとデメリットを紹介しましたが、それらを踏まえて以下の点に注意しましょう。

・蓄電池専門の技術者がいるかどうか確認する
・蓄電池の専門業者が関与できるか確認する
・手数料などが発生しないか確認する

ハウスメーカーに蓄電池専門の技術者がいない場合は、専門業者と協働で蓄電池を設置する方法がオススメです。せっかくの新築住宅なのに、電気系統がうまく機能しないと新生活のスタートはつまずいてしまいます。そうならないためにも、丁寧に相談を重ねるようにしましょう。

蓄電池導入の実績についてハウスメーカーに事前に確認を

ハウスメーカーには、住宅に関してあらゆる相談ができますが、蓄電池システムを導入する場合は実績がどのくらいあるのか事前に確認しておくことが大切です。専門的な知識が必要ですから、できれば専門業者が介入して導入を行うような体制が望ましいと言えます。

弊社では新築物件に蓄電池を導入した実績も数多くあります。ご相談に応じていますので、お気軽にお問い合わせください。

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