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ニチコンの蓄電池ESS-U2M1の特徴は?ニチコン製品のメリット・デメリットも紹介
ニチコンから発売されている蓄電池「ESS-U2M1」の耐用年数は最大20年程度であり、長期間使用できるよう耐久性を重視して開発されたことが特徴です。また、太陽光発電システムや電気自動車と併用することによって、10~20年と長い時間効率的に電気を活用できます。
そこで、ニチコンから発売されている蓄電池ESS-U2M1に関する商品の特徴と、ニチコン製品のメリットやデメリットを合わせて紹介します。
ニチコンの蓄電池ESS-U2M1の特徴4つ
ニチコンの蓄電池ESS-U2M1について、特徴や魅力を詳しく紹介します。
ESS-U2M1の基本情報
ESS-U2M1は、新しく開発されたリチウムイオン電池を搭載しており、容量は11.1kwhと大きいことが特徴です。また、10年間の保証が付いているため安心して使用できるでしょう。
蓄電池を設置できる温度はマイナス10度~最大40度まで、地域を問わず設置できることもメリットできます。
特徴①最大で21時間利用できる
地震や災害が原因で長期間停電すると、家電製品が使用できず非常に不便だったり、夜は真っ暗になり不安な気持ちが大きくなったりするでしょう。
また、介護が必要な年配の方や産まれたばかりの赤ちゃんがいる場合は、電気が使用できないと命に関わるケースもあります。
ESS-U2M1は、災害が起こった際にもテレビ・冷蔵庫・照明・充電器といった家電を最大で21時間使用することが可能です。
なお、ESS-U2M1はおよそ30%の電気を使用せず非常電源として蓄積する仕様のため、突然停電になっても家電製品をおよそ7時間使用できます。
特徴②2種類の設定を選べる
ESS-U2M1は、生活習慣に合わせて2種類の運転モードを選択できます。
ひとつは経済モードと呼ばれる設定で、太陽光発電システムで生成した電気は自宅で使い、余った部分を電力会社に売る方法です。経済モードは、太陽光で溜められる電気が少ない朝の早い時間帯や、夕方に放電します。
もうひとつは、グリーンモードと呼ばれる設定です。太陽光発電システムと併用することによって、地球環境に配慮した運転を行います。太陽光発電システムで生成した電気を自宅で使用し、余ったぶんはESS-U2M1に充電しておいて、夜間や日が落ちてから使用するモードです。
また、太陽光発電システムを利用して電気を生成し、蓄電池ESS-U2M1に溜めておいて夜に使用できたり、安い夜間の電力をESS-U2M1に充電して昼間の電力量が高い時間帯に使用して節電したりといったことも可能です。
特徴③太陽光発電システムと連携できる
ESS-U2M1は国内産の太陽光発電システムのほか、海外産のものとも接続できます。そのため、現在太陽光発電システムを導入している家庭にも、蓄電池と同時に設置を検討している家庭にもおすすめです。
特徴④タッチパネルタイプのリモコンで操作性が良い
ESS-U2M1は、カラーのタッチパネルリモコンで操作します。充電量や放電量のチェック、メンテナンスや運転モードの変更もタッチパネルリモコンで行うことが可能です。
さらに、リモコンとネットワークを接続することでESS-U2M1の状態を分析したり、ソフトウェアのアップデートも行えます。
ニチコンの蓄電池のメリットとデメリット
ESS-U2M1をはじめとしたニチコンの蓄電池は、生活習慣に合わせて運転モードを設定できたり、機種を選べたりすることがメリットです。しかし、比較的販売価格が高いことも特徴です。自分の生活習慣や予算に適しているかどうかを判断することが大切だといえるでしょう。
ニチコンの蓄電池のメリット
ニチコンが開発販売している蓄電池は、様々な種類の太陽光発電システムや電気自動車と併用できることがメリットです。
また、災害で停電が起こった際に非常用電源として使えたり節税効果が期待できたりと、家庭の利用目的に適した蓄電池を選択できることもメリットだといえるでしょう。
太陽光発電システムで電気を売ることを目的とした運転モード、余った電気を蓄電して自宅で消費するための運転モードといった数種類から運転モードを設定できることが特徴です。自家消費や電気を売ることで収入を得るなど、蓄電池を導入する目的に合わせて使用できます。
さらに、増設ユニット設置することで最大14.4kwhまで充電することが可能です。14.4kwhまで充電できれば、冷蔵庫やテレビ、照明といった家電を最大で24時間使えます。
ニチコンの蓄電池を導入し、災害時に備えておけば、安心して生活することにもつながるでしょう。
ニチコンの蓄電池のデメリット
ニチコンの蓄電池は基本的に大容量であり、使える電力量も多いため災害時の備えとして置いておくと安心です。しかし、大容量のため、販売価格が高いことはデメリットだといえるでしょう。低価格帯のものでも320万円ほど、ハイブリッドタイプのものは400万円以上の販売価格が設定されています。
蓄電池の価格が高いと初期費用を回収しにくいため、売電収入目的ではなく停電対策や電気の自家消費のために導入するのがおすすめです。
ニチコンの蓄電池ESS-U2M1を使って効率良く電力を使おう
ニチコンは蓄電池の生産台数が世界でもトップクラスであり、蓄電池の性能や機能性は非常に高いことが特徴です。ESS-U2M1は容量も大きく操作性も良く、2種類の運転モードから選べるため、家族のライフスタイルに合わせて効率良く電気を使用することにもつながります。
また、大容量のため災害時に停電が起こって長時間停電しても家電製品を使用できるため安心です。家庭の使用用途に合わせて、ニチコンの蓄電池の導入を検討しましょう。