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お役立ちコラム
電気代は平均いくら?世帯別・生活スタイル別の平均値と節約方法
毎月の電気代が高いと感じていても、実際には平均値だったり平均よりも低かったりすることがあります。電気代の平均値を知ることで、節約すべきか、現状維持で良いのか判断できるでしょう。
そこで、電気代の世帯別の平均金額や、電気代を抑えるポイントについて紹介します。
世帯別の電気代
世帯人数によって、毎月の電気代には差が生じます。そこで、総務省が公表している世帯別の電気代の平均値を見ていきましょう。
1人暮らし:5,852円
2人暮らし:9,559円
3人暮らし:11,024円
4人暮らし:11,719円
5人暮らし:12,846円
6人以上の世帯:16,414円
自分の世帯人数と電気代の平均値を比較して、高いか低いかを確認しましょう。
家族の人数が多いと電気代が高くなる
家族の人数が多いと、電気代も比例して高くなります。家で暮らす人数が増えれば、当然電気を使用する時間も長くなったり家電製品の数が増えたりすることが理由です。家電製品の数や電気を使う時間が長ければ、電気代も高くなります。
また、家電製品の数が増えると契約アンペア数が大きくなることが特徴です。契約アンペア数は、1つの家庭で同時に使える電力量のことであり、契約アンペア数が大きいと基本料金も高いというシステムのため、家電製品の数が増えたり電気を使用する時間が長くなったり、契約アンペア数が上がったりすることから、家族の人数が多いと電気代が高くなるのです。
生活スタイルで電気代は変わる
電気代は、家族の人数や住んでいる地域によって異なります。例えば、家にいる時間が長いと電気代は高くなるため、1ヶ月のうちどの程度の時間自宅にいるのかも加味したうえで、電気代が安いか高いかを確認することが大切です。
単身世帯や2人以上の世帯別に、勤労者世帯とその他の世帯(自宅で過ごしている世帯)の電気代の平均値は以下の通りです。
・単身世帯
勤労者世帯:4,739円
その他の世帯:6,550円
・2人以上の世帯
勤労者世帯:10,825円
その他の世帯:10,934円
単身世帯で外で働いている方は自宅にいる時間が非常に短いため、電気代が安くなります。外で働いている方と在宅時間が長い方で電気代に大きな差があるのです。外で働く時間が長い生活スタイルの方は、在宅勤務や事情があり働いていない方など自宅で過ごしている世帯と比較して、およそ1,800円電気代が安いという結果です。
単身世帯では、自分が仕事に出た後に自宅には誰もいなくなるため、電気を使う時間が極端に短く電気代が節約できるでしょう。
2人以上で暮らしている場合、外で働いている方と在宅勤務で自宅にいる時間が長い方で、電気代に大きな差はないことが特徴です。2人で生活していると、共働き世帯や片方が在宅勤務でなければ1人が仕事に出ても残りの家族が自宅に残ります。日中も自宅で電気を消費するため、電気代に差が生じにくいのだといえるでしょう。
電気代を抑える2つの方法
電気代が平均よりも高かった場合、電気代を抑える工夫をしましょう。すぐにできる電気代の節約術や、長期的に考えて電気代の節約になる方法を紹介します。
LED照明を使う
最も使う時間が長い照明をLEDに変更するだけで、電気代の節約効果が期待できます。LEDは、明るさは変わりませんが、およそ半分~最大で90%もの節約効果が期待できる商品です。
照明器具の価格そのものは通常の照明と比較すると高額ですが、蛍光灯のおよそ5倍、白熱電球のおよそ40倍もの時間使用できるため、賃貸ではなく購入した住宅で使用するのがおすすめです。
太陽光発電システムを使う
電気は電力会社から供給してもらうという印象を持つ方が多いですが、自宅で電気を作って消費することも可能です。電気を作る方法としては、太陽光発電システムを導入することが挙げられます。
太陽の光で発電した電気を家庭で消費する方法であり、電力会社から電気を購入する必要がないため電気代を抑える効果が期待できます。
さらに、家庭内で使用しなかった電気は電力会社に買い取ってもらうことが可能なため、節約できるだけではなく収入を得られることもメリットです。
電力会社に電気を買い取ってもらう単価は徐々に下がっていますが、太陽光発電システムの導入費用に関しても減少傾向にあり、導入しやすい状況だといえるでしょう。屋根や使っていない土地などを利用するため、一戸建てに住んでいる方や土地を活用したい方に最適です。
電気代を確認して無理なくできる対策をしよう
電気代は毎月継続して支払わなければならないため、毎月の電気代が高いと感じる場合には早い段階で対策をすることが大切です。電気料金のプランを見直したりLED照明に変更したりといったことは、すぐに行える対策です。
また、長期的な目で電気代の節約を考える場合には、太陽光発電システムを導入する方法も有効だといえます。自分に適した電気代の節約対策を検討しましょう。