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エコキュートの追い炊きの仕組みについて徹底解説!

2020.02.28 お役立ちコラム

エコキュートの追い炊きの仕組みについて徹底解説!
エコキュートは、自宅に設置するエアコンと同様のヒートポンプシステムを利用して、外気の空気中に存在する熱を使ってお湯を沸かします。

そして、貯湯タンクに熱いお湯を貯め、使用する際に水と合わせることで最適な温度にする仕組みです。

熱いお湯と水を合わせて温度調整をしているため、エコキュートでは追い炊きできないと考えている人も多いでしょう。

実際に、エコキュートには足し湯機能が搭載されており、エコキュートを販売しているメーカーも足し湯機能をおすすめしています。

しかし、実際には追い焚き機能も付いているエコキュートもあります。「エコキュートで追い炊き機能ってどうやってするの?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

ということ今回は、エコキュートの追い焚き機能はどのような仕組みなのか、またエコキュートのその他の機能についてご紹介いたします。

エコキュートの追い炊き機能の仕組みとは?注意点もご紹介!

エコキュートの追い炊き機能の仕組みや注意点は以下の通りです。

  • 熱交換機を利用して浴槽のお湯を温めて戻している
  • 追い炊き機能使用の際はタンクのお湯とお風呂のお湯は混ざらないようにしている
  • 水道代は掛からないが電気代は掛かるので注意が必要

上記の3つについて簡単にご説明していきます。

熱交換器を利用して浴槽のお湯を温めて戻している

エコキュートの追い炊き機能の仕組みは、浴槽内のお湯を一度タンク内に戻し、熱交換機を利用することで、温かいお湯を再び浴槽へ戻しています。

冷めたお湯を再び温めるためには電力を消費してしまうため、電気代が少し高くなってしまうので注意しなければなりません。

追い炊きの際はタンクのお湯とお風呂のお湯は混ざらないようにしている

エコキュートを使用している人のなかには、「追い焚き機能を使用すると、貯湯タンクのお湯と浴槽のお湯が混ざってしまう」と考えている人も多いでしょう。

しかし、エコキュートに搭載されている追い炊き機能を使っても、貯湯タンク内部のお湯と浴槽のお湯は混ざりません。

冷めた浴槽のお湯については、再度貯湯タンクに向かって戻りますが、熱交換器を利用して温めているため、実際はタンク内のお湯と混ざることはありません。

なぜなら、エコキュートの追い炊きにはタンク内のお湯の熱を熱交換器で浴槽内のお湯に移して合貯めているからです。

そのため、浴槽に入っているお湯を直接貯湯タンクに戻すわけではなく、貯湯タンクのお湯と混ざることなく、貯湯タンクのお湯の熱を利用して浴槽内のお湯の温度を上げる仕組みになっています。

水道代は掛からないが電気代は掛かるので注意が必要

エコキュートの追い炊き機能を使用する際は、電気代が上がるため注意が必要になります。なぜなら、熱交換器によって浴槽内のお湯を温めているため、電力を消費するからです。

ただし、熱交換器を利用して浴槽のお湯を温めるため、新しくお湯を加えることはありません。

そのため、電気代の代わりに水道代は掛かりません。電気代と水道代どちらのほうがお得になるのかは各ご家庭によって変わってくるため、追い炊きをするかどうかは見極めましょう。

エコキュートの追い炊きの仕組み以外のお湯を温める機能について

エコキュートの追い炊き機能の仕組み以外のお湯を温める機能は以下の通りです。

  • 保温機能
  • 足し湯機能

エコキュートのメーカーや機種によってはどのような機能が搭載されているのかは異なります。一般的に搭載されている機能と、エコキュートをお得に使用する方法についてチェックしておきましょう。

保温機能

エコキュートの保温機能は自動追い焚き機能とも呼ばれる事があります。なぜなら、保温機能は浴槽のお湯の温度が下がらないように自動的に追い焚きを続ける機能だからです。

そのため、エコキュートの保温機能は追い焚き機能と同じものであると認識しても問題ありません。

大きな違いは自動で追い炊き機能を行ってくれるため、常に温かいお湯を保ってくれるところです。保温機能を使用しないときは冷めたお湯を温めるため少し時間が掛かります。

しかし、保温機能のシステムは追い焚き機能とこれ以上の大きな違いはなく、少し電気代に差が生じることはありますが、節約効果は同等だと考えられます。

足し湯機能(高温足し湯)

エコキュートの足し湯機能とは、浴槽内のお湯と貯湯タンク内のお湯を混ぜて適温にする機能のことです。

エコキュートや電気給湯器については、貯湯タンクに溜めてあるお湯をあらかじめ設定した温度に暖めて浴槽に加えるため、水道代はかかりません。

さらに、電気代もほとんどかからないでしょう。しかし、足し湯をすることで貯湯タンクに溜まっているお湯の量は減少します。

足し湯をした日は、その日の夜中にいつもより多めにお湯を沸かすのがポイントです。貯湯タンクにあるお湯の量が減少すると、翌日にお湯を沸かす量が増えるため、一時的に電気代が上がります。

翌日の日中にお湯を沸かすと電気代が上がるため、電力料金が安い深夜の時間帯にお湯を沸かすようにすると電気代を抑えられるでしょう。

足し湯をする数が多いと、給湯するためのお湯が不足するため、足し湯をするのと同時に貯湯タンク内のお湯の沸き増しをしなければならないケースがあります。

沸き増しをするタイミングが深夜であれば良いですが、日中や夕方の場合は電気代が高くなるため注意しましょう。

エコキュートには、「何回足し湯をしたのか」を記憶してお湯を多く沸かす機能が搭載されていることが多いです。足し湯を数回程度行ってもエコキュートの機能によって自動でお湯を沸かす量を増やしくれます。

追い炊きと足し湯機能どちらがお得なのか

「追い炊き機能と他紙湯機能どちらがお得なのか?」と疑問に持たれる方がいらっしゃるかと思います。

結論をいいますと、足し湯による浴槽のお湯を温めるのがお得だと考えられます。なぜなら、浴槽内のお湯と貯湯タンク内のお湯の二か所を温め直さなければならないからです。

追い炊き機能では貯湯タンク内のお湯の熱を利用し、浴槽内のお湯を温めています。つまり、後で貯湯タンク内のお湯も温め直さなければならないのです。

そのため、二重に電力を消費するため追い炊き機能を使用すると、電気代が高くなってしまいます。

お得に浴槽内のお湯を温めたいときは、足し湯機能を使用するようにしましょう。

エコキュートの追い焚きの仕組みやその他の機能を理解しておこう

エコキュートの追い炊き機能の仕組みや、その他の機能のご紹介をしましたがいかがでしたでしょうか。

エコキュートには非常に多くの便利な機能が付いていますが、それぞれの仕組みや違いについて理解をしていなければ、損する事もあります。

エコキュートの仕組み、追い焚きや足し湯といった機能の違いを理解して、エコキュートをお得に活用しましょう。

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