COLUMN
お役立ちコラム

エコキュートとは？仕組み・機能・電気代やメリット・デメリットについてご紹介！

2020.02.01 お役立ちコラム

エコキュートとは？仕組み・機能・電気代やメリット・デメリットについてご紹介！
エコキュートを導入したいと考えていても、エコキュートはどのようにして給湯するシステムなのか、どのようなメリットがあるのか、疑問や不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、エコキュートのシステムや機能性、電気代に関するメリットやデメリットについて解説します。

そもそもエコキュートとはどのような仕組みで動いているのか、機能性や、どのような部品で形成されているのかについて解説します。

エコキュートの仕組みを知るうえで重要な2つの部品として、ヒートポンプと貯湯ユニットが挙げられます。エコキュートはヒートポンプと貯湯ユニットからお湯が作られるシステムであり、貯湯タンク内部の水をヒートポンプユニットで沸騰させ、再び貯湯タンクに戻されるシステムです。

貯湯ユニットとは、エコキュートで作られたお湯を蓄積させるための部分です。貯湯タンクに再度戻されるお湯は水と混ざることなく上部に溜まります。

なお、エコキュートは溜まったお湯を電気で温めるシステムではありません。断熱材を使ったシステムで保温しており、家でお湯を使う際、貯湯ユニットの下から最初に水が出されることでお湯を押し上げて給湯するといったシステムです。

エコキュートには、エアコンの室外機に似たデザインのヒートポンプユニットが付いています。ヒートポンプユニットとはエコキュート独自のパーツであり、空気中から熱だけを吸収し、利用することでお湯を沸かします。

お湯を沸かす際には一般的に電気エネルギーを使いますが、ヒートポンプシステムはほとんど電気を利用しないため、家計をお得にできます。

エコキュートの電気代については、エコキュートの「消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金（円/kWh）」の計算式から求めることが可能です。自宅ごとの消費電力や使用時間、電力料金などの数字を当てはめて、エコキュートを使用した場合の電気料金を算出しましょう。

エコキュート導入には、メリットだけではなくデメリットもあります。メリット・デメリットそれぞれを確認していきましょう。

エコキュートは、ガス給湯器と比べて省エネルギーであることから、光熱費を抑えられることがメリットです。電力量を削減してお湯を利用できるため、ガス給湯器・電気給湯器といったシステムと比べても節約効果は高いといえるでしょう。

さらに、省エネ効果が期待できるため、ランニングコストも抑えられるのもメリットの一つです。

また、エコキュートは電力量が安い夜の時間帯に、貯湯タンクにお湯を溜めて翌日にお湯を使用する仕組みです。そのため、貯湯タンクにお湯を溜めておけば、断水が起こった際や、万が一の災害時にもお湯と水を使用でき、停電した際には蛇口やシャワーからお湯を使えます。

温度を調整できない冬の時期にはお湯がぬるいということがありますが、停電の時にお湯を使えることは安心であるためメリットだといえるでしょう。

災害が起こった際に、水があるかどうかは非常に重要なポイントであり、停電の際や断水の際、災害時にお湯や水を使用できること自体は非常に大きな魅力でもあります。

しかし、飲み水としては利用できないため注意が必要です。災害時に歯を磨いたり顔や体を洗ったりするための水を別途準備しておく必要はなく、自動的に貯湯タンクに貯めておけることはメリットと言えるでしょう。

エコキュートの仕組みは非常にシンプルですが、構造についてはガス給湯器と比べて複雑な造りになっており、ガス給湯器と比べると価格も高いことが特徴です。

使い続けることで節約効果が期待できることは魅力ですが、生活スタイルによっては十分なメリットを得られない可能性もあるでしょう。

使用方法によってはエコキュートを購入し設置するのに使用したランニングコストもスピーディに回収することが可能ですが、ほとんどメリットを得られない家庭は初期費用を簡単に回収できない点がデメリットです。

エコキュートのメリットを得られるかどうかは、毎日使用するお湯の量によって左右されます。使うお湯の量が多い場合にはメリットを得られますが、ほとんどお湯を使用しない場合には、あまりメリットを得られないでしょう。

エコキュートをお得に使うには電気料金が安くなる時間帯にお湯を使用すると良いでしょう。エコキュートは昼の電気料金と比べると夜の電気料金の方が安いため、お得にエコキュートを使うなら夜の時間帯にお湯を沸かして翌日の昼間にお湯を使用しましょう。

エコキュートの仕組み自体はシンプルであり、お得に使うことによって効率よくお湯を沸かし、高い節約効果が期待できます。特に、お湯を使用する日が多い寒い時期には、エコキュートを活用して節約効果を得ましょう。