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お役立ちコラム
エコキュート設置後の電気代の計算方法をご紹介!
エコキュートは自然冷媒とヒートポンプの電気給湯器であり、空気の熱を使ってお湯を沸かせる給湯システムです。エコキュートは様々なメーカーから販売されている給湯システムであり、導入することによって電気代を節約する効果が期待できます。そこで、エコキュートを設置した後、電気代はどのように安くなるのか、計算する方法を紹介します。
エコキュートの電気代の計算方法とは
エコキュートの電気代は、「エコキュートの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金(円/kWh)」という計算方法で算出します。家庭ごとに異なる数値を当てはめて、計算してみましょう。
エコキュートの電気代の計算には季節が影響する場合がある
冬の寒い時期はお湯を沸かしたり保温したりする機会が多く、春・夏・秋よりも電気の使用量が多くなることが特徴です。例えば、2日に1回お湯を沸かすのと毎日お湯を沸かす場合には、およそ1.5倍程度電気代が異なります。冬はお湯を使用する回数が増えるので、お湯を沸きあげる機会も多く、想像していたよりも電気代が高くなる場合があるでしょう。
エコキュートの電気代節約のための節約術
エコキュートの電気代を節約するためには、主に6つの節約術を実践することが大切です。それぞれについて詳しく紹介します。
お湯を使う量が違う!季節によって設定を変更する
エコキュートは、メーカーごとに省エネモードが搭載されていることが特徴です。しかし、省エネモードに設定していても昼間にお湯切れを起こしたりお湯の沸き増が必要であったりする場合には、省エネモードではなく若干多いお湯を沸かす設定にしたほうが節約できるケースがあるので注意が必要です。
特に、お湯の使用量が多くなる冬は、省エネモードではなくお湯を沸かせるモードに設定し、お湯を使用する量が少ない夏は省エネモードに設定するといった、季節ごとに設定を変更することで電気代を節約できます。
電気代が安くなる時間帯に注意!夜間の設定を再確認する
契約している料金のプランによって夜間の電力が安くなりますが、安くなる時間帯には違いがあります。エコキュートの夜間の電気料金が安くなる設定が間違っていると、電気代が高くなる場合があるので、時間帯の設定も見直すことが重要です。
さらに、電気料金のプランの種類が変わったり増えたりするケースもあるので、一定期間に1度、契約している電気料金のプランを再確認することも重要だといえるでしょう。
お湯を使用しない日は日中の沸き上げを止める
貯湯タンク内のお湯の量が減少すると、自動で昼間に沸き増しをする機能が搭載されているエコキュートがあります。しかし、日中にお湯を使用しない日には、自動沸き上げ機能を止めることによって電気代の節約につながるでしょう。
追い焚きではなく足し湯の方が電気代の節約になる
お風呂で使うお湯は、自動保温や追い焚きを行うのではなく、高温のお湯を足した方が節約効果が高いといえます。自動保温追い炊きをすると、ぬるいお風呂のお湯を循環させることで貯湯タンク内の熱を使用するので、タンクの中の熱がなくなります。しかし、高温のお湯を足すことでタンク内にあるお湯をそのまま出すことになり、省エネ効果が高くなるのです。
さらに、前の日のお湯を再度沸かすのではなく、お湯張りをすることによって節約につながります。水を使用したくない場合には、洗濯で使用した水を再利用して新しくお湯を張った方が良いでしょう。
長期間留守にするなら休止モードを利用する
旅行や出張などで長時間留守にするのであれば、休止モードに設定したうえで沸き増しをしないことが重要です。また、数日間留守にするのであれば水抜きといったメンテナンスも忘れないように行いましょう。
電気料金プランを確認しよう!ピークカット設定をする
エコキュートに適した夜間の電気が安い料金プランの場合は、昼間の時間帯ごとで電気の料金が設定されており、昼間の電気料金が高くなる時間帯が存在します。特に、ピークシフト電気料金プランにしている場合は、ピークの時間帯にエコキュートを利用すると電気代が非常に高額になるので注意しましょう。
エコキュートの電気代の計算方法を覚えておこう
エコキュートは、空気と電気を使ってお湯を沸かす家電であり、オール電化にリフォームする際に導入されるケースが多いです。個人の家庭でも省エネを意識することが増えており、エコキュートを導入する家庭も増加傾向にあります。
エコキュートは、自宅で夜間だけお湯を沸かす機能を使い、エコキュートの貯湯タンクの容量に適したお湯を使用する際には非常に電気代がお得になることが特徴です。お湯を沸かす量や使う環境によっては、エコキュートを使うと電気代が高くなる場合があるので注意しなければなりません。電気の使用方法は家庭ごとに異なるので、エコキュートを導入する場合には電気代の計算方法や電気代を節約する方法、現在の電気代を確認したうえで、節約術を実践しましょう。