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エコキュートを十分に活用するためには、一定期間に1度メンテナンスを行ったり点検を行ったりすることが大切です。しかし、エコキュートのメンテナンスをどのように行えば良いのか分からないという人も多いでしょう。
そこで、エコキュートのメンテナンスをすべきパーツとメンテナンス方法を紹介します。

エコキュートのメンテナンス方法

エコキュートは、正しい方法でメンテナンスをしないと故障するリスクがあるため注意が必要です。エコキュートの正しいメンテナンス方法と、セルフメンテナンスをする場所について紹介します。

お風呂の配管掃除

エコキュートと浴槽の間には、お風呂用の配管が設置されいます。配管の中にお湯が流れているときには汚れが付着しにくいですが、お風呂を使用していないと水が溜まって汚れが付着するためメンテナンスをしましょう。
基本的にエコキュートには自動洗浄機能が搭載されていますが、自動洗浄機能が搭載されていないのであれば自分で掃除をする掃除をしなければなりません。
半年に1度、洗浄剤を使用してお風呂に設置されている配管の汚れを除去しましょう。洗浄剤はメーカーが定めている場合が多いため、メーカーが指定した洗浄剤を準備する必要があります。

浴槽に設置されているフィルター掃除

浴槽に設置されているフィルターは、掃除をしなければ不純物が蓄積して目詰まりするため注意が必要です。浴槽に設置されているフィルターは取り外し、ブラシを使用して汚れを洗い流しましょう。
お風呂から出た後、掃除をすることを習慣化すれば、目詰まりといったトラブルを防げます。

貯湯タンク内の水抜き

メーカーごとに水抜きの手順は異なるため、取扱い説明書をしっかり確認してからメンテナンスをすることが大切です。一般的な手順としては、まず貯湯タンク内の給水配管専用の止水栓を閉じて、貯湯タンク内への給水を止め、貯湯タンクに設置されている逃がし弁を開きます。
次に、貯湯タンク内の汚れを流すために排水栓を開け、汚れが出なくなったら排水栓を閉じましょう。止水栓を開いて貯湯タンクが満水になるまで水を入れ、溢れた水を排水口から流します。
排水口から排水したら、逃がし弁を締めるだけです。1年に2回ほど止水栓を開けて、2分程度水抜きをしましょう。

漏電ブレーカーを確認する

漏電ブレーカーの確認は、点検口のカバーのネジを開けて漏電遮断器のテストボタンを押すだけで完了します。電源でバーが「切」という表示になっているかを確認しましょう。電源レバーが問題なければ、最後に「入」に戻したら終了です。

逃がし弁を点検する

逃がし弁を点検する際には、沸き上げをする際に使うタンク内の水を排水し、貯湯タンク内が高圧にならないようにします。逃がし弁のレバーをあげたら、貯湯タンクの排水管から水もしくはお湯が出るかどうかをチェックしましょう。
最後に逃がし弁レバーをあげ、排水口から水もしくはお湯が排水されるかを確認し、逃がし弁レバーを戻します。

ヒートポンプユニットの空気を抜く

ヒートポンプユニットは、貯湯タンクのようにメンテナンスをすることが重要です。ヒートポンプユニットの空気を抜くメンテナンスは、1年間で3回ほど行うと良いでしょう。
ヒートポンプユニットの水抜き方法は、水抜き栓を全て開いたら水抜き栓を抜かずにヒートポンプユニットから1分ほど水を出して、水抜き栓を閉じるだけです。
ただし、エコキュートの機種やメーカーごとに若干手順に違いがあるため、説明書をチェックしてからメンテナンスをしましょう。

エコキュートのメンテナンスをしないことのリスク

エコキュートに不純物が蓄積しても、水の成分のため問題はないと思う人も多いでしょう。しかし、エコキュートのメンテナンスをしないと、目視でも確認できるような汚れが付着します。
貯湯タンクの底に水の成分が沈殿して固まると、水垢が発生するため注意が必要です。そのため、一定期間に一度エコキュートのメンテナンスをして、蓄積した水垢を除去する必要があります。
さらに、貯湯タンクはステンレス製であり、錆びがつかず空気も入らないため、空気中に存在する雑菌が原因で水が腐ることはありません。しかし、空気が通らないため、長期間エコキュート使用しておりエコキュートのメンテナンスをしていないと、水垢が蓄積してヘドロが溜まる場合があります。水垢が原因でヘドロが溜まらないようにするためにも、貯湯タンクの水抜きといったメンテナンスを実施し、汚れを除去する必要があるのです。

エコキュートをメンテナンスして長期間きれいな状態を維持しよう

エコキュートは、簡単なメンテナンスをすることできれいな状態を維持できます。メンテナンスが必要な個所を確認し、正しい手順でメンテナンスをすることが大切です。
浴槽内部にゴミが出てしまうほどエコキュートのメンテナンスを怠ると、業者にエコキュートのメンテナンスや掃除を行ってもらわなければなりません。年に数回メンテナンスをして、業者に依頼するための費用を節約しましょう。