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災害対策には蓄電池の活用がおすすめ!蓄電池を導入するメリットとは

2021.08.16 お役立ちコラム


近年では、台風や地震などの災害で停電が起こるケースが増えており、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。災害が起こると、停電により数時間や数週間停電になり、エアコンを使用できず体調を崩したり冷蔵庫が使えなくなるため食品が傷んだりと、生活に様々な影響を及ぼします。
災害対策のアイテムとしてとして注目されているのが、蓄電池です。
近年注目を集める家庭用蓄電池のメリットやデメリット、災害対策として活用するための方法や選び方など詳しく紹介します。

災害対策として家庭用蓄電池を使うメリット・デメリット

災害対策のひとつとして家庭用蓄電池を導入することには、メリットだけではなくデメリットもあります。そこで、メリットとデメリットをそれぞれ簡単に確認しておきましょう。

メリット

災害対策として家庭用蓄電池を利用するメリットは、時間帯にかかわらず停電が起こった際にいつでも電力を使用できる点です。照明も利用できるため夜になっても安心感があり、テレビやスマートフォン、パソコンなどで災害の情報をチェックできます。スマートフォンやパソコンに充電でき、家族や友人、知人と連絡を取れることは大きなメリットといえるでしょう。
また、短い時間の停電であっても、冷蔵庫が動かなくなると食材が傷んで捨てなければならなりません。しかし、蓄電池を導入していれば食材を破棄する必要もなくなるでしょう。介護食を作ったり赤ちゃんのミルクを作ったり、調理家電を使えるため食事を作れたりと、災害が起こっても普段とほとんど変わらない生活を送ることが可能です。
ただし、エアコンは使う電力の量が大きいため、蓄電池が大容量でなければ使用できないケースがあります。暑さ対策をするためには扇風機を使用するなど、各家電の電力使用量についてもチェックしましょう。

デメリット

災害対策として家庭用蓄電池を使用するデメリットは、長時間停電すると電気が不足することです。使用する電力量や蓄電池の容量によって異なりますが、家庭用蓄電池は8時間~最大でも30時間ほどで溜めていた電気が無くなります。
そのため、蓄電池だけでは数時間の停電しかカバーできず、数日間停電が起こると電気が使用できなくなることがデメリットです。

災害対策に最適な蓄電池の選び方

災害対策のために蓄電池を導入する場合、どのようなポイントを押さえて蓄電池を選べば良いのでしょうか。蓄電池の選び方のポイントを紹介します。

家電製品の電圧をチェック

災害対策として蓄電池を導入する場合、災害が起こった際に使いたい家電製品を明確にしておくことが重要です。使いたい家電製品に合っている蓄電池の種類や容量を選ばなければ、災害が起こった際に家電製品を使えないといったトラブルが起こります。
最初に、家電製品の電圧をチェックしましょう。平均すると家電製品は100Vですが、エアコンといった電力使用量が多い家電は200Vです。エアコンのほか、IHや給湯器、電子レンジなどは電圧が高いため注意しましょう。
蓄電池によっては「100Vにのみ対応」という商品も多いため、災害対策として蓄電池を導入する場合には200Vに対応したものを選ぶのがおすすめです。

自立運転時の出力

災害時に蓄電池を使う場合には、自立運転出力もポイントです。自立運転出力は、停電が起こった際に「いくつの家電製品を同時に使えるか」といった上限を指します。ただし、200Vの家電製品は電力使用量が大きいため、200Vの家電を使う場合には他の家電製品を同時に使用しないように工夫が必要です。
使用する電力が高い蓄電池を選べば、いくつかの家電製品を同時に使えるものの、普段どおりに使用していると電気はすぐになくなります。長期間、様々な家電を使いたいのであれば、容量が大きな蓄電池を導入しましょう。

災害対策として蓄電池を導入する場合の注意点

災害対策として蓄電池を導入する場合には、蓄電池にどの程度の電気を溜めておけるかを確認しましょう。蓄電池ごとに溜められる電力量には違いがあり、小型タイプやポータブルタイプは蓄電容量が非常に少ない商品もあります。
また、蓄電池は残量や放電開始時間を決められる商品もあるため、機能性も確認しつつ、災害が起こる前に蓄電池の使い方に慣れておくことも大切です。
日頃、使用する電気の量を気にする方は少ないですが、蓄電池導入に向けて電気容量をチェックすれば、電気代の節約にもつながるでしょう。

災害対策で蓄電池を使用する方法

蓄電池を導入した場合、災害時に家電にどのように電気を送れば良いのでしょうか。蓄電池の種類や、災害対策として蓄電池を使用するためのポイントを紹介します。

全負荷型蓄電池と特定負荷型蓄電池について

全負荷型の蓄電池は、停電が起こった際に蓄電池から電力が供給されるため、普段の生活と変わらず電気を使うことが可能です。災害対策として蓄電池を活用したい場合には、全負荷型蓄電池が良いでしょう。
一方、特定負荷型蓄電池は、停電が起こると設定していた部屋に電力が供給される仕組みです。設定していなかった部屋には電力が供給されないため、電気は使えません。
特定負荷型蓄電池は容量が小さいものが多く比較的費用を抑えられるため、予算や部屋の数、使用したい家電なども含めて、特定負荷型と全負荷型蓄電池どちらが良いのかを選びましょう。

災害対策として蓄電池を使用するためのポイント

停電時に蓄電池をどのように操作すれば良いのか確認しておらず、実際に災害が起こった時に活用しきれないというケースもあるため注意しましょう。
蓄電池は、基本的に自立運転モードが「手動」になった状態で導入されるため、施工業者が「自動切り替え」に変更していない場合は自分で設定をする必要があります。
通常は施工業者が自動切り替えに変更しているため問題はないですが、念のために取扱説明書をチェックしましょう。自動切り替えになっているかを確認するために、施工を依頼した業者に確認する方法も有効です。

災害対策には蓄電池と太陽光発電システムの併用がおすすめ

十分な災害対策を行うためにも、蓄電池だけではなく太陽光発電システムも導入する方法がおすすめです。なぜ太陽光発電システムも導入したほうが良いのか、理由を紹介します。

蓄電池に電気を送れる

蓄電池は溜めていた電流を使用するため、長時間停電が続くと電気が足りなくなります。しかし、太陽光発電システムを設置していれば、晴れた日の昼に電気を生成して蓄電池に充電しておけるため、充電することが可能になり、長時間の停電でもカバーできることが魅力です。
太陽光発電システムで蓄電池の電気を全て使ってしまった場合も、翌日に太陽光発電システムで電気を生成し、蓄電池に充電できます。そのため、長期間の停電にも備えられるでしょう。

夜や天気が悪い日は蓄電池の電気を使える

太陽光発電システムは、夜は発電できなかったり天気が悪い日は発電量が減ったりすることがデメリットです。しかし、蓄電池を導入していれば昼に太陽光発電システムで生成した電気を溜めておけるため、夜も家電や照明を使用できます。
つまり、災害対策を徹底したい場合には、太陽光発電システムと蓄電池を併用する方法が有効です。

災害対策のための蓄電池を選ぼう

蓄電池を導入すれば、災害時に停電が起こっても必要最低限の家電製品を使用できます。また、蓄電容量が大きい製品であれば数日間家電製品を使用でき、普段通りの生活を送ることが可能です。
十分な災害対策をするためには、蓄電池の設置だけではなく太陽光発電システムの導入も視野に入れつつ、専門業者に相談しましょう。

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