NEWS新着情報

COLUMN
お役立ちコラム

蓄電池を買うなら今!全メーカー20~30%値段上がります!

2022.08.22 お役立ちコラム

蓄電池を買うなら今!全メーカー20~30%値段上がります!
太陽光発電や蓄電池などの普及率は高まる一方ですが、その原因として考えられるのが省エネ意識の高まりです。また技術力が高まったこと、さらに大量生産されるようになったため、製造コストが抑えられるようになりました。これも普及率が高まった要因の一つです。

しかし蓄電池は今後、値上がりする兆候があり、そのため今が買いどきとも言われています。その要因について、今回のコラムで解説していきましょう。

蓄電池の普及は拡大している

一般社団法人日本電機工業会の統計資料「定置用LIB蓄電システムの出荷実績(台数)」によると、蓄電池システムの出荷台数は下記のようになっています。

2011年度 1,939台
2012年度 11,449台
2013年度 16,559台
2014年度 23,716台
2015年度 37,560台
2016年度 34,569台
2017年度 49,481台
2018年度 73,594台
2019年度 115,000台
2020年度 126,925台

年度別出荷台数は約10年間で10倍以上になっています。このように蓄電池の普及拡大が進んだのは、低コスト化に向けた技術開発などに注力してきた結果とも言えます。

また資源エネルギー庁の資料「更なる再エネ拡大を実現するためのエネルギー需給革新の推進~需給一体型モデルの活用~」によると、政府では家庭用蓄電システムの目標価格を設定しており、耐用年数10年の家庭用蓄電池システムの場合は、2016年度が20万円/kWh、2017年度は15万円/kWh、2020年度は6万円/kWhとしていました。容量が5kWhの蓄電池の場合、2016年度では100万円だったのが、2020年度では30万円と3分の1以下になると推測していたのです。

しかし現在、蓄電池は値上がりの兆候が見え隠れしています。それはいくかの原因があるからです。次の項目で見ていきましょう。

蓄電池が値上がりする可能性

蓄電池が値上がりする可能性
今後、蓄電池が値上がりすると言われているのはいくつか原因がありますが、ここでは「リチウム電池不足」「半導体不足」「原材料の高騰」「導入工事費用の高騰」という4つに焦点を当てて解説していきます。

リチウムイオン電池不足

蓄電池で主に使われているリチウムイオン電池は、さまざまな分野で用いられており、現代社会になくてはならないものの一つです。例えば、スマートフォンやパソコンなど充電して使用する電子機器などの他に、環境性能を備えた電気自動車などにも広く使われています。

このリチウムイオン電池は、コバルトやリン酸鉄などが原材料となっており、もともと希少性が高いのが特徴です。それに加えて、このように世界中でさまざまな業界で用いられているため需要過多になっており、蓄電池を製造するメーカーも確保が難しくなっているのです。そのため今後もリチウムイオン電池の価格は下がりにくいと考えられているのです。

半導体不足

半導体とは、電気を通す導体と、電気を通さない絶縁体の中間の物質のことです。温度で電気抵抗率が変わり、温度が上がると電気を通しやすい、不純物が含まれていると電気を通すといった性質があります。そのため、「電気を制御する」「エネルギーを変換する」といったことができ、蓄電池にも使用されているのです。

近年、この半導体は需要が急増し、不足しているため価格は上昇傾向にあります。その原因がさまざまなデジタル化です。これまで人間が行っていた業務をAIが行ったり、書籍が電子化されるなど仕事や家庭でデジタル化が進んでいるのです。また自動車にも半導体が用いられるようになったことで、半導体の不足が急激に顕在化したのです。

さらに半導体不足を決定づけたのが新型コロナウィルスの感染拡大です。リモートワークやオンライン授業などでデジタル端末が使用される機会が増えたこと、おうち時間の増加でゲーム機器の購入が進んだこと、テレビなどの買い替えが進んだことなどでさらに半導体の需要が高まっているのです。

原材料の高騰

蓄電池を製造する際には、銅、樹脂、鉄、アルミなどを使用したさまざまな部材が使用されています。これら原材料の価格も高騰しています。しかも海外から輸入されるものが多いため、昨今の円安の影響を受けてさらに価格が上昇しているのです。

またロシアによるウクライナ侵攻などを起因とするエネルギー不足によって、エネルギー価格も上昇しています。つまりこれらを海外から輸入する際に必要な海運費用なども高騰しているのです。

導入工事費用の高騰

蓄電池を導入する際に必要な費用は蓄電池本体価格だけと思いがちですが、本体価格以外にも設置工事費用や基礎工事費用などがかかります。この工事を行う作業員の人件費も、建築業界の人材不足、建築現場の増加などで高騰しています。

また、工事をする際には蓄電池本体だけではなく、工具なども運ぶため、工事車両が必要です。つまり工事車両を動かすのに必要な燃料代も値上がりしているため、蓄電池を導入する際の工事費用も値上がりする傾向になっているのです。

蓄電池は今が買いどきだけど注意も必要

このように蓄電池はいつ値上がりしてもおかしくない状況になっています。そのためもっと安くなったら購入しようという考え方は、現状に適したものではないと言えます。

将来のことは分からないものですが、現状から推測すると、先伸ばしにするほど価格はさらに値上がりしていくと考えられます。そのため導入するのであれば、早めに検討するようにしましょう。

ただし焦って蓄電池を購入するのも危険です。専門業者の中には今後の値上がりを材料に、蓄電池の購入を迫ったり、煽ったりするケースもあります。しっかりと業者を見極めて慎重に判断してください。

関連記事
2022年は電気料金値上げの年!再エネ発電賦課金とは?
2022年に蓄電池の補助金はある?種類や振り込まれるタイミング

最新記事