COLUMN
お役立ちコラム
長州産業P1-7エラーの原因と対処法
家庭用の蓄電池を使い始めてしばらくすると、「あれ、今まで出たことのない表示が出ている」と気づく瞬間があります。
音もなく働いてくれていた機械だからこそ、操作パネルに突然現れるエラーコードは、どうしても気持ちをざわつかせますよね。
長州産業の蓄電池を使っている方の中でも、
「P1-7.0」
「P1-7.1」
といった表示を目にして、不安になったという声は決して少なくありません。
・これって故障なのか
・今すぐ修理を呼ばないといけないのか
・使い続けて大丈夫なのか
そんな疑問を抱えたまま、画面を何度も見つめてしまった方もいると思います。
P1-7.0・P1-7.1とは何を意味するエラーなのか
まず前提として、長州産業のエラーコードの中で「P1系」と呼ばれるものは、
蓄電池ユニット本体側が、自分の内部状態をチェックした結果として出すエラー
という位置づけになります。
パワーコンディショナ側の異常というよりも、
「蓄電池そのものが、内部の状態を見て判断した結果」
と考えると、イメージしやすいかもしれません。
P1-7.0、P1-7.1もその流れにあり、
・内部センサーの検知結果
・制御基板の自己診断
・電圧や温度、通信状態のわずかなズレ
こうしたものを総合的に見て、「念のため止めておこう」と判断した際に表示されます。
つまり、このエラーコードが出た瞬間に
「完全に壊れた」
「危険な状態になった」
と決めつける必要はありません。
長州産業の蓄電池は、どちらかというと“慎重すぎるほど慎重”な性格で、
少しでも気になる挙動があれば、安全側に倒れる設計になっています。
なぜP1-7系のエラーが出るのか
P1-7.0・P1-7.1の原因は、ひとつに断定できるケースはあまり多くありません。
むしろ、「いくつかの条件が重なった結果」と考える方が自然です。
よくある背景を、いくつか挙げてみます。
① 温度環境の影響
蓄電池は、想像以上に温度の影響を受ける機器です。
真夏の猛暑や、冬場の冷え込み、昼夜の寒暖差などが続くと、
内部センサーが「いつもと違う」と判断することがあります。
特に屋外設置の場合、
・西日が強く当たる
・風通しが悪くなった
・周囲の環境が変わった
といった小さな変化が、エラー表示につながることもあります。
② 内部センサーの一時的な誤検知
電子機器である以上、完全にノイズの影響を避けることはできません。
雷が近くで鳴ったあと、瞬間的な停電があったあとなどに、
センサーが一瞬だけ通常と違う値を拾ってしまうことがあります。
その結果、「念のため止めよう」と判断され、P1-7.1などの表示が出るケースです。
③ 通信や制御のズレ
蓄電池は単体で動いているわけではなく、
パワーコンディショナや制御ユニットと常に情報をやり取りしています。
この通信の中で、
・一瞬だけ応答が遅れた
・データの整合が取れなかった
といったことが起きると、エラーコードとして表に出ることがあります。
表示されたら「もうダメ」と思う必要はある?
ここが一番気になるところだと思います。
結論から言えば、
P1-7.0・P1-7.1が一度出た=即故障
というわけではありません。
実際には、
・一度だけ表示され、その後は出ない
・リセット後に通常運転へ戻る
・しばらく様子を見たら問題なく使えている
というケースも、現場ではよくあります。
ただし、注意したいポイントもあります。
自分でできる初期対応
エラーが出たとき、まず落ち着いてできることは限られています。
無理に何かをしようとするより、「やっていいこと」と「やらない方がいいこと」を分けて考えるのが大切です。
やっていいこと
・表示されているエラーコードを正確に控える
・出た時間帯や状況(暑かった、雷があったなど)を思い出す
・取扱説明書に従って、一度だけ電源リセットを試す
・設置場所の環境(直射日光、風通し)を確認する
やらない方がいいこと
・何度もブレーカーを上げ下げする
・内部を開けようとする
・「そのうち直るだろう」と放置し続ける
特に、リセットを繰り返す行為はおすすめできません。
蓄電池は高電圧機器なので、無理に動かそうとすると別のトラブルを招くことがあります。
相談すべきタイミングの目安
次のような状態が続く場合は、販売店や施工業者、長州産業のサポートに相談するのが安心です。
・P1-7.0、P1-7.1が頻繁に出る
・リセットしてもすぐ再発する
・蓄電池がほとんど動かなくなった
・他のエラーコードと同時に表示される
長州産業の蓄電池は、内部ログを確認できるため、
専門の人が見れば「一時的なものか」「点検が必要か」を判断できます。
放置するとどうなるのか
正直に言えば、
すぐに危険な状態になるケースは多くありません。
ただし、
・本来使えるはずの蓄電池が止まったまま
・太陽光の余剰電力を活かせない
・停電時の備えが十分に機能しない
といった、じわじわとした不便さが続くことになります。
また、内部に小さな異常が本当に進行している場合、
早めに対応していれば軽く済んだものが、結果的に大きな修理になることもあります。
※太陽光や蓄電池に関して、セットではなく単独での工事も可能でございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。










